輪島塗 特注神棚は、お客様の家にあわせたサイズご要望にあわせた蒔絵で製作
総輪島塗の特注・神棚を製作いたしました。
お客様の家の、神棚の場所に合わせて採寸し、神棚の木地を製作。
神棚の木地は、輪島の仏壇職人が、細部まで全て手作りいたしました。
輪島塗の布着せ本堅地を施し、上塗り・蒔絵の後、
神棚の部品の一つ一つを丁寧に組み立て、約1年を経て完成しました。
大変素晴らしいものにでき、お喜びいただきました。
輪島塗・神棚は、細部まで輪島塗の美しい仕上げにこだわり、製作した、大変美しく豪華な特注神棚です。
写真の通り、本当の神社にも見えるほどの出来栄えです。
この輪島塗り・神棚は、まずお客様の家の、神棚の場所を採寸し、サイズを合わせて
寸法を決め、木地を製作いたしました。
木地の製作は、輪島の仏壇職人が手がけました。
仏壇も近年は、外国で生産されるものが多いと聞きますが、この神棚を製作した
仏壇職人は、現在でも、一人で仏壇の全てを製作するという、輪島でも数少なくなった、まさに職人です。
神棚の細かな部品の一つ一つを、全て手作りし、輪島塗にするため漆の厚みを考慮した寸法で
木地を製作しました。
輪島塗の家具の全てにいえることですが、この神棚の場合も、柱や欄干など、細かな部分も輪島塗にするので、塗りあがって組み立てるときのことを、計算して製作します。
漆を塗ってしまってからでは、サイズの調整はできません。
傷を隠すことができないからです。
ここが、職人の腕の見せ所です。
輪島塗・神棚の正面扉の奥に見えるのは、「恵比寿大黒蒔絵」。
ふくよかな恵比寿大黒が、満面の笑みをたたえ、仲良く手にした巻物を眺めています。
巻物には、イザナギの尊イザナミの尊が、日本の国をつくる「国づくりの図」が描かれています。
蒔絵は、色研ぎ出し蒔絵。金だけでなく、色鮮やかな色漆を用いて、美しく描き出されています。
なんといっても難しいのは、神々の表情。
そして、神棚の裏側、通常は見えない裏側にも、凝った蒔絵を施しています。
それは、表x正面から見える恵比寿大黒の、後姿。
こんな趣向、「見たことない」でしょう。大変素晴らしい仕上がりとなりました。
恵比寿大黒の後姿は、神棚の裏側で、誰にも見えないのに、なぜ豪華な蒔絵で後姿を描いたのか?
それは、「子孫がびっくりするだろうから」。
なんとも粋な、お客様です。素晴らしい贈り物ですね。
完全特別注文の輪島塗・神棚です。世界に唯一つの、我が家だけの輪島塗・神棚ができました。
特別注文 総輪島塗り神棚・恵比寿大黒蒔絵 682万円(税込)
(価格は大きさ・仕様により見積もり致します)
輪島漆器大雅堂は、貴方だけの特注輪島塗の製作も得意です。
今までに見たこともないような輪島塗でも、創業大正11年の経験と豊富な知識・
優れた多数の職人たちが、貴方の思いを形にするお手伝いを致します。
輪島塗の工程は、どれをとっても一つ一つ手作りのオーダーメードと同じです。
ですから特注だから、お誂えだから、ぐんと価格が高くなるということはありません。
また、色や模様だけでなく、器物の形からお誂え可能です。
オーダーは難しくありません。
「こんな感じで、、、。」というような、頭の中のイメージからでも、段々と形にしていきます。
特注・お誂えは、お気軽にご相談くださいませ。
世界で一つの輪島塗を、貴方の思いのままに製作いたします。
輪島漆器大雅堂は、そんな楽しみな仕事が大好きです。
ご用命のほどを、心よりお待ち申し上げております。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役