石目乾漆の座卓は、傷がつきにくく使いやすい座卓。3色からお好きな色をお選び下さい
輪島塗座卓・石目乾漆は、傷がつきにくく使いやすい座卓です。
大きさは、3.5尺×2.5尺(106×75.7cm)で、小さめ。
客間・和室用の座卓として、また、サイドテーブルとして重宝な大きさです。
部屋を大きく使う・人数に合わせて使うという場合は、
同色で2本用意されると大変便利です。
上の写真の見本板は、赤石目乾漆です。
石目乾漆とは
石目(いしめ)とは、輪島塗の技法の一つで、
感じとしては庭園の「石畳のよう」な、仕上がりのことです。
漆の塗り面に乾漆粉を蒔くと、表面張力が働き、所々に粉が集まります。
その小さな、偶然に生み出される集まりを活かして漆を重ね、固着させ、
研ぎだす技法です。
下は、石目乾漆技法の拡大写真です。
石目乾漆は、傷が目立ちにくいことから、座卓や卓上膳などに良く使われます。
展示会でお客様にご覧頂く時には、実際に軽く爪を当てて、
触ってみていただいて、使いやすさを実感していただきます。
輪島の家具の自慢は、見えない部分も輪島塗であることです。
座卓の裏側も、幕板の裏側も、そして床にふれる足の底面も、すべて輪島塗。
ですから、どこから見ても輪島塗。
畳や絨毯にも、指にも食器にもやさしいのです。
しかし、どんなに気をつけていても、
長い年月ご愛用いただくうち、使い傷はどうしてもついてしまいます。
使いなじんできただけに、修理して使い続けたいものです。
そんな時は、お気軽に修理のご相談を。
傷に応じて、御見積のうえ修理致します。
本堅地の輪島塗は、丈夫な下地に塗り重ねた輪島塗だからこそ、
痛みの度合いに応じて、工程をさかのぼって修理ができます。
お気軽にご相談くださいませ。
上の写真の見本板は、黒石目乾漆です。
黒石目乾漆は、大変落ち着いた雰囲気です。
石目乾漆の座卓は、無地ではありますが、布地で言うと地模様がある布のように、
漆の質感が感じられ、上品な美しさがあります。
なんといっても、傷がつきにくく目立ちにくい点が、人気です。
座卓の天板は合板です。
天板は「シナ材」の合板を使用しています。
「座卓の天板は、1枚板を使わないのですか?」と聞かれることがあります。
木は、加工してもやはり生きています。
1枚板を使用すると、乾燥や湿度の関係から、反りや割れが起こることがあります。
輪島塗の長い作業工程や、末永いご使用期間を考えて、
反りや割れ、ひずみに強いよう工夫した合板を使用しているのです。
どうぞ末永くご愛用くださいませ。
上の写真の見本板は、緑石目乾漆です。
この座卓・石目乾漆の足は、丸足です。
取り付けは簡単な「ねじ式」ですので、どなたでも簡単に取り外しができます。
収納時には簡単に取り外して、場所をとらずに片付けることができます。
輪島の家具は、全工程完全手作り家具です。
職人の技が随所にきらりと光ります。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。
その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、
堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。
600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
輪島塗座卓 石目乾漆(色は3色からお選び下さい)
寸法:幅106 奥行75.7 高さ33cm
1本 638,000円(税込み)
◎この座卓は、ご注文を賜りましてから、塗り仕上げます。
仕上がりの色は、赤石目乾漆・黒石目乾漆・緑石目乾漆の3色からお選び下さい。
お好みの色に仕上げます。
お届けは、ご注文より約3~4ヶ月でございます。
(混雑状況により変わりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせくださいませ。)
その他、ご不明な点がございましたら、
何なりとお気軽にお問い合わせくださいませ。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役