輪島塗の仏壇(ぶつだん)シンプルでより重厚な、溜塗りの仏壇
輪島漆器大雅堂では、輪島塗の仏壇(ぶつだん)も製作いたしております。
輪島塗の仏壇といえば、黒塗りで金箔貼りの、蒔絵のついた豪華な仏壇をイメージされるかもしれません。
輪島漆器大雅堂で製作する仏壇は、大抵の場合オーダーメイドです。
お客様のおうちの、仏壇を置かれる部屋(仏間であったり、居間であったり)に、ぴったり合うサイズ・色・形で、製作いたします。
先日、オーダー頂きました仏壇(ぶつだん)が仕上がり、無事納品させていただきました。
この仏壇は、外側は黒呂色(黒塗りで光沢がある仕上がり)で、扉をあけると溜呂色(溜塗りで光沢がある仕上がり)で、製作いたしました。
お客様には大変お喜びいただき、塗師屋冥利につきます。有難うございます。
写真はこちらからご覧下さい。 輪島塗/輪島塗り/輪島漆器大雅堂ブログ
http://wajima.taigadou.com/article/6587938.html
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役