輪島塗の人生ゲーム、ぜひ見てみたい!ですね
子供のころに熱中した「人生ゲーム」
誰しもが、一度は体験したあのワクワク感!
その人生ゲームが、輪島塗に。
タカラトミーさんが「人生ゲーム50周年事業発表会」に、人生ゲーム50周年を記念して製作されました。
美しい色研ぎ出し蒔絵で、日本の春夏秋冬を表現しました。
発売以来欠かさず登場するという「ひつじ」も、蒔絵していますよ。
蒔絵で難しかったところは、ジグザグの枠の線。
筆で手描きしますので、息を付いて休む場所が無く、また同じ太さの直線を描くのがとても難しかったそう(蒔絵師談)です。
画像の白く見える線は、下描きで「置目(おきめ)」といいます。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役