小ぶりな輪島塗兜とマイカップ
1.輪島塗兜 龍虎蒔絵
小ぶりな輪島塗兜
兜は天然木できています。
木をこのような形に細工し成型することは、大変高度な技術を要する職人技です。
特に、ぐっと曲線を描いた龍虎蒔絵の部分(吹き返し)は、木をまげて作るのではなく、その厚みの木地から削り出して作られていますので、輪島塗に適した選ばれた木地を贅沢に使用した部分といえます。
見た目はとても重厚で、存在感あふれる輪島塗兜ですが、木製ですのでとても軽く、出し入れや手入れなどの取り扱いがしやすいです。

輪島塗兜 龍虎蒔絵
五月・端午の節句には、勇壮な鎧兜を飾ります。
これは、武将にとって鎧兜は、身を守る大切な道具。
転じて、鎧や兜は、男の子の身を守り、災厄を逃れて、力強く成長してほしいとの願いを込めて飾られるようになりました。

輪島塗兜 龍虎蒔絵
金を贅沢に、ふんだんに使用した梨子地・金地・蒔絵の輪島塗兜。
きらきらと輝く青貝は、少しづつ大きさを変えて切り出したものを、使用しています。
龍は、鯉が出世した化身ともいわれる想像上の動物です。
髪獣・霊獣であり、仏法の守り神とも言われる「龍(りゅう)」は、自然をあやつる力さえ持つといわれます。
また、その計り知れない霊力は強大で、姿は雄大であり、古来より人々の憧れをあつめています。
四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)に数えられる、 東方の守護神でありました。

輪島塗兜 龍虎蒔絵
野獣の王と呼ばれる虎(トラ)蒔絵を施しています。
虎の精悍で美しい姿は、古来より人々を魅了してきました。
虎は「霊力ある瑞祥のもの」とされ、四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)に数えられ、 西方の守護神でありました。

輪島塗兜 龍虎蒔絵

輪島塗兜 龍虎蒔絵
2.輪島塗兜 波に龍蒔絵

輪島塗兜 波に龍蒔絵
輪島塗兜は、黒い飾り台の中に収納できるようになっています。
ひも・ふくさは撮影用です、お届けの際には正絹のひも・ふくさを同梱いたします。

2.輪島塗兜 波に龍蒔絵

2.輪島塗兜 波に龍蒔絵
幾重にも重なる波は、「おめでたいこと・良いことが重なりますように」との願いが込められている文様です。

2.輪島塗兜 波に龍蒔絵

2.輪島塗兜 波に龍蒔絵
大きさは、龍虎蒔絵・波に龍蒔絵ともに同じです

小ぶりな輪島塗兜 幅15cm奥行9.5cm高さ13.6cm
前立ては取り外し可能です。収納時には取り外してください。
マイカップにいかがですか

マイカップにいかがですか、輪島塗カップ

マイカップにいかがですか、輪島塗カップ
ロックグラスの加工違いあります

若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役