無地の棗どれでもひとつ11,000円(税込)均一
棗(なつめ)を日常の生活でも使いたい
茶道具のひとつ、棗(なつめ)は、抹茶を入れる器です。
手のひらに乗る、蓋つきの器・棗は、茶道の稽古やお茶会で活躍する茶器です。
でも、漆のつやが美しい無地の棗は、もっと自由に使っても良いのでは?と考えます。
考えてみたら、お茶の葉や、お茶に関係する小さな小物入れ、飴でも、ミルクでも、何でも入れて手元に置いてみたら、、、。
漆のぬくもりや美しさに、ほっと一息つくことが出来そうです。
良い道具は人を育てる
良い道具は、人を育てる、とも言います。
普段から、上質なものを手に取っていれば、自然と所作はゆっくり丁寧になり、物を大切に扱うようになります。
お茶のお稽古も、うんと上達するかもしれませんね(笑)
棗と一口に言っても
棗(なつめ)といっても、さまざまな種類や大きさがあります。
また、さまざまな漆の色があります。
お好きな色や形や大きさを選んで、そこかしこに置いてください。
厳密には輪島塗ではありません
今回ご紹介する棗の数々は、輪島漆器大雅堂株式会社が製造いたしました。
もうずいぶん前に塗り仕上げられた、漆も十分に硬化し、強くなっている良い棗です。
しかし、これは、厳密には輪島塗ではありません。
「できるだけ薄く軽く作ってほしい」
当時の茶人の、「できるだけ薄く軽く作ってほしい」という希望を叶えるために、木地をできるだけ薄く挽き、下地に輪島塗の特徴である麻布を着せることをやめました。
お手に取っていただけるとわかりますが、大変薄く軽く作ることができました。
輪島塗と同様に、熟練の何人もの職人の手を渡り、時間と手間を惜しまずに作られた棗です。
しかし、輪島塗の要件を満たさず、輪島塗の商標は使うことができません。
この点をどうぞ、ご了承いただき、お求めください。よろしくお願い申し上げます。
箱はついていません、送料・消費税込み込みの価格です
普段に存分にお使いいただきたいので、しまっておくための箱は作っていません。
どの棗も箱はありませんが、しっかり梱包し、壊れないようにしてお送りいたします。
届きましたら、すぐにでも飾ったり、使ったりしてくださいね。
棗の価格は、送料消費税込み込み、1個11,000円の特別価格でございます。
この特別価格は、通常の販売価格の、20~30%に設定いたしました。
ぜひ、お手元に置いて、眺めて、使ってください。
見せる収納もいいですね
いつも目に付くと頃に、飾るようにしまっておくことをお勧めします。
美しいですから。
その時は、直射日光が長時間当たるところは避けてください。長くそのままの状態ですと、表面の漆が早く劣化します。
漆塗り棗の取扱いは簡単です。
大変美しく高価な漆塗り棗ですが、取り扱いに特別な方法は必要ありません。
洗う時は、普段お使いの普通にお台所用洗剤(中性洗剤)を使用し、柔らかいスポンジで洗ってください。
「洗った後に、熱いお湯にくぐらせて」
よく、「洗った後に、熱いお湯にくぐらせて」といわれるのは、水きれを良くするためです。この場合のお湯は、熱湯ではなく、通常食器を洗う時のお湯の温度で可。
必ずしなくてはいけないことではありませんので、そんなに気にしなくても可。
あとは、柔らかい布巾やタオルで拭いてください。
長く仕舞う時は、漆器同志が当たらないように、蓋との間に薄い紙をあてておかれると、よいです。極度の感想には気を付けてください。
食洗器や電子レンジは絶対にダメ!
棗は、食洗器や電子レンジでは使用しないでください。
破裂して修理も何もできなくなります。
悲しい別れとなってしまいますー。
ご紹介する棗は10種類あります!
色や形、大きさの違う棗が10種類。いずれも、美しく機能的な棗です。
利休型の棗はよく見られる一般的な棗
利休型の棗は、千利休が好んだ形とされる、一般的によくみられる棗の形です。
溜塗とは
溜塗(ためぬり)は、黒や朱塗りより、1回多く手間がかかります。
はじめに朱漆を塗り、次に朱合漆(しゅあいうるし)というべっこう色の漆を塗っているからです。
その雰囲気は、戦前の天皇陛下の御車が溜塗であったように、高貴で落ち着いていて華麗です。
漆は時間が経つにつれて透明度が増してくる特性
溜塗は、中塗りに朱漆を塗り、上塗りに朱合い漆という半透明の漆をぬる技法。
漆は時間が経つにつれて透明度が増してくる、という特性を生かし、中塗りの朱が、漆が薄くのるふちのほうから透けて、赤っぽく見え、落ち着いた中にも華やかさのある、雰囲気をかもしだします。
⑤の菊型の棗も同じ溜塗ですが見た感じ同じには見えませんね。漆は塗るときの気候や湿度、さまざまな調整等により、微妙に色が違いますので、同じ溜塗でも違っています。
①棗 2.4利休 溜塗 直径7.3cm 高さ7.5cm 11,000円(税込)箱無し
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曙塗とは
曙塗り(あけぼのぬり)とは、のぼる朝日をイメージした、赤漆と黒漆の塗り。
上塗り用の刷毛を同時に数本操り、赤と黒を一度に塗り上げる曙塗り(あけぼのぬり)は、熟練の職人の、高度な技術を要します。
難しい!赤から黒に漆の色が変わる
曙塗で、一番難しいのは、もちろん赤から黒に次第に変わる部分。
この境目が、次第に色がかわっていっているところが、素晴らしいところです。
境目がとてもスムーズに、赤から黒へ続いています。
まるで、太陽の昇る瞬間のように、漆黒から赤へ、移りかわっていきます。
②棗 2.4利休 曙塗 直径7.3cm 高さ7.5cm 11,000円(税込)箱無し
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雪吹(ふぶき)とは 精選版 日本国語大辞典の解説
薄茶器の一種。蓋甲と身の底が面取りしてある茶入のこと。
黒漆塗が多い。
身と蓋の境目がわからないので、上も足もとも定めがたい吹雪のようだというところからいう。〔杉木普斎伝書(1690‐92)〕
——なるほど、胴が棗のように下すぼみではないですね。
③棗 2.2雪吹 黒塗 直径6.8cm 高さ7cm 11,000円(税込)箱無し
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④棗 2.4雪吹 黒塗 直径7.3cm 高さ7.3cm 11,000円(税込)箱無し
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木製であるところが貴重 菊型
この精巧な菊型は、木で作られています。なめらかな曲線や均等な花弁の形、手作りです。
型にはめて成型するとか、ひねり出すとかでなく、木を彫ったり削ったりしてできています。
手の込んだ、時間のかかる職人技です。素晴らしい手仕事の傑作。
溜塗とは
溜塗(ためぬり)は、黒や朱塗りより、1回多く手間がかかります。
はじめに朱漆を塗り、次に朱合漆(しゅあいうるし)というべっこう色の漆を塗っているからです。
その雰囲気は、戦前の天皇陛下の御車が溜塗であったように、高貴で落ち着いていて華麗です。
漆は時間が経つにつれて透明度が増してくる特性
溜塗は、中塗りに朱漆を塗り、上塗りに朱合い漆という半透明の漆をぬる技法。
漆は時間が経つにつれて透明度が増してくる、という特性を生かし、中塗りの朱が、漆が薄くのるふちのほうから透けて、赤っぽく見え、落ち着いた中にも華やかさのある、雰囲気をかもしだします。
⑤棗 2.2菊型 溜塗 直径6.8cm 高さ7cm 11,000円(税込)箱無し
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曙棗は、形が凝っている
この曙棗は、裏千家の11代玄々斎好みの棗の写しの無地です。
蓋の縁が、塵居(ちりい)型に面取りされている(塵を取る、という)、凝った形状です。
この部分の加工があることにより、光の反射具合がかわり、輝きが違います。
洗朱(あらいしゅ)とは
洗朱(あらいしゅ)は、重箱の内側の朱より黄味がかった、オレンジ色に近い朱の色です。
鮮やかで、若々しい雰囲気です。
⑥棗 2.1曙棗 洗朱塗 直径6.5cm 高さ8cm 11,000円(税込)箱無し
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朱の色にもいろいろあります
一口に朱といっても、いろいろな色味があります。
この棗の朱は、重箱の内側の朱よりも、少し落ち着いた暗めの色です。
写真は、撮影用の照明で明るく見えますが、実際はもう少し落ち着いた朱色です。
⑦棗 2.4利休 朱塗 直径7.5cm 高さ7.3cm 11,000円(税込)箱無し
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平棗は、利休型のなつめよりも平たい形です。
⑧棗 2.8平棗 黒塗 直径8.5cm 高さ6.4cm 11,000円(税込)箱無し
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⑨棗 2.4平棗 黒塗 直径7.3cm 高さ5.3cm 11,000円(税込)箱無し
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⑩棗 2.6利休 黒塗 直径7.5cm 高さ7.3cm 11,000円(税込)箱無し
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若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役