衝立 帆船沈金 2,200,000円

輪島塗衝立 帆船沈金
輪島塗半額セール

古く桃山の時代頃から、多くの漆器がヨーロッパへ帆船により運ばれました。

これらは注文によるもので、ヨーロッパの人々は、

かつて見たことのない漆器の装飾技法に圧倒され、

その感動は、「ジャパン」という呼び名で、今日に伝えられています。

輪島塗衝立 帆船沈金

また、日本にも多くの「外国もの」が運ばれ、珍重されました。

このような人やもの・文化などの交流の、基本となる交通手段が、帆船です。

こうしてやってくる舟を 「入船・入り舟」 と呼び、
やがて「入船・入り舟」は、沢山の宝や富を携えてくる事
意味するようになりました。

帆船の図は、福がやってくる縁起のいい図として、
好まれ続けています。

帆をいっぱいに張り、荒波を超えて福を運びやってくる「帆船」。

艱難辛苦を乗り越えどんどん進んでいく、人生にもたとえられる吉祥模様です。

輪島塗衝立 帆船沈金

この帆船沈金の衝立の裏面は、波間にかもめが三羽飛んでいます。

衝立の両面をそれぞれ楽しむことができるので、季節や行事に合わせて
気分に合わせて、お客様に合わせて、さまざまにお使いいただけます。

また、花を飾られる場合は、蒔絵の分量が少ない裏面をお使いになれば、
衝立と花と両方が活かされることでしょう。

沈金とは、輪島ならではの加飾の技で、
のみで漆の塗面を彫り込み、金銀の箔や粉を埋める技法です。

手で表面を触ってみてください。
細い溝になって、彫り込まれていることがわかります。

反対に蒔絵は、筆で漆絵を描き、金を蒔きますので、表面は盛り上がっています。

この沈金は、漆の塗厚が十分でなければ深彫りできず生かされません。

漆の肌に刃先で彫り込んだ繊細な線画で、自在な加飾ができる沈金は、
しっかりした下地にささえられた厚みのある上塗りの、
輪島ならではの技法です。

輪島塗の漆黒に、沈金の金が映える、まさに輪島塗りらしい輪島塗りの、衝立です。

輪島塗衝立 帆船沈金

衝立は、玄関や広い空間の間仕切りなどに使われる家具です。

玄関に置かれるのは、玄関を開けた時に、

家の中が丸見えになってしまわないように、という奥ゆかしさからとか、

家の中に邪気が入るのを防ぐ・止める役目をする、と言われます。

輪島塗衝立 帆船沈金

輪島の家具は、全工程完全手作り家具です。 職人の技が随所にきらりと光ります。

輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。

その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、
堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。

600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。

輪島塗衝立 帆船沈金 W109.5×H107.5×D27cm  2,200,000円

お問い合わせはお気軽に、こちらからどうぞ