拭き漆ストラップ・手描蒔絵シリーズ 営業担当:若島基京雄のいち押し
拭き漆ストラップの材質は、「あて」。「あすなろ」とも言われます。
「あて」は、「アテになる」として重宝な木で、能登地方の家には欠かせない建築材です。
能登の家には、廊下や柱に「あて」を使い、拭き漆を施した所があり、
美しく虫がつかないと言われています。
この拭き漆ストラップは、家の柱と同じように、べんがらを塗り、拭き漆を施しています。
拭き漆とは
「拭き漆」とは、木にベンガラをすり込んで、生漆を塗ってふき取る作業を数回繰り返す技法です。
この技法により、美しい木目がよりはっきりと見え、素朴な温かみのある美しさを感じさせます。
また、虫除けにもなり、磨けば磨くほど、艶が出て来るという長所もあります。
輪島では、家の柱やかもい、廊下などにこの「拭き漆」が施されている家が良く見られます。
写真は大雅堂の客間です。
月日を経て、漆は透明度を増し、木目の大変美しい拭き漆になっています。
拭き漆ストラップシリーズは、現在9種類の蒔絵があります。
蒔絵は、川原秀の作。
彩漆で丁寧に描いた、美しい色合いの楽しい蒔絵です。
なかでもおすすめは、「うちわ」と「はねうさぎ」です。
「うちわ」の中には、天狗のうちわも描かれています。
暑い夏だけでなく、日頃のもやもややいやな事も、みんな一あおぎで、
「飛んで行け~」
「はねうさぎ」は、可愛らしく元気の象徴。
うさぎは、月で不老不死の薬をつくっているとか?!
こまには魔除けの意味もあります。
裏には大雅堂オリジナルの「踏ん張りだるま」が印されています。
ダルマに手があり、踏ん張っています。
「今時、7転び8起きもしていられるか!!」と、踏ん張っているんです。
受験生のみなさん、サラリーマンの皆さん、日本の皆さん。そしてあなた!
今が踏ん張りどころです!がんばりましょ~~。
もうひとつ。拭き漆ストラップの寸法は5×2.3(2+3=5)×5でGO!GO!GO!なのです。
拭き漆ストラップ どれでも1個 3,300円(税込)
輪島漆器大雅堂は、貴方だけの特注輪島塗の製作も得意です。
今までに見たこともないような輪島塗でも、創業大正11年の経験と豊富な知識・
優れた多数の職人たちが、貴方の思いを形にするお手伝いを致します。
輪島塗の工程は、どれをとっても一つ一つ手作りのオーダーメードと同じです。
ですから特注だから、お誂えだから、ぐんと価格が高くなるということはありません。
また、色や模様だけでなく、器物の形からお誂え可能です。
オーダーは難しくありません。
「こんな感じで、、、。」というような、頭の中のイメージからでも、段々と形にしていきます。
特注・お誂えは、お気軽にご相談くださいませ。
世界で一つの輪島塗を、貴方の思いのままに製作いたします。
輪島漆器大雅堂は、そんな楽しみな仕事が大好きです。
ご用命のほどを、心よりお待ち申し上げております。
輪島漆器大雅堂の営業マン
輪島漆器大雅堂の営業マンは、みな20年以上のベテラン営業マンです。
輪島塗のありとあらゆる知識を持ち、お客様のどんなご相談にも対応できる頼もしい存在です。
全国津々浦々を飛び回る大雅堂営業マンには、それぞれに気持ちの入った「いち押し商品」がございます。
この「いち押し商品」は、季節により地域により、気分により変わります。
なぜ、いち押しなのか?プロに聞かないとわからない、秘密もあるかもしれません。
そんな大雅堂営業マンの、それぞれの「いち押し商品」を、随時ご紹介致してまいります。
どうぞお楽しみに。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役