輪島塗 飾り棚 乾漆・波千鳥蒔絵 4,400,000円(税込)
乾漆とは
乾漆(かんしつ)とは、漆を乾かして粉にし、満遍なく蒔いて漆をかけ、研ぎ出す技法のことです。
塗面は、少しざらざらした感じに仕上がり、輪島塗の鏡面のような呂色仕上げとはひと味違った、
落ち着いた漆の風合いを感じさせます。
また、乾漆仕上げの棚は、傷に強い。
傷がつきにくく目立ちにくいので、気軽に使いやすいと好評です。
乾漆に蒔絵を描くときには、一度乾漆仕上げにしたものの蒔絵を描きたい部分だけを、研いで平面にし、描きます。
ざらざらした感じの乾漆と、美しい蒔絵の光沢が、不思議な感じがする珍しい飾り棚です。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。
その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。
600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
輪島の技術と知識は、貴方のために、ご満足の行く家具・飾り棚を お作り致します。
輪島の家具の自慢は、見えない部分も輪島塗であることです。
足の裏側も、天板の裏側も、すべて輪島塗。 ですから、どこから見ても輪島塗。
畳や絨毯にも、指にも食器にもやさしいのです。
輪島塗の飾り棚は、なおして使い続けることが出来ます。
数多い工程をさかのぼっての修理が可能だからです。
輪島塗・飾り棚の修理につきましても、万全の体制でいつでも承ります。
お気軽にお問い合わせ下さいませ。
揃いの蒔絵で仕上げた、座卓(座敷机)もございます。
輪島塗飾り棚 乾漆波千鳥蒔絵 W105 D39 H87 cm 4,400,000円(税込)
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役