壁面パネル 龍蒔絵を制作中です。
ご依頼主様と連絡を取りながら進めておりました、下図の製作が完了しました。
前回の下図に、ご依頼主様の意向を反映させて仕上げ、いよいよ製作に入ることになりました。
下図では、蒔絵の雰囲気はちょっとつかみづらいと思いますが、技法の説明や色・素材のご希望をやりとりしながら、完成させて参ります。
精悍な顔立ちと赤い火炎、目と玉には貝を使用するなど、ご希望を最大限に生かして、蒔絵にしていきます。
また、飾って頂く壁面は、大変日当たりのよいお部屋だそうで、漆にもこだわって製作致します。
漆は、直射日光には弱いのですが、最近は、強い漆が開発されています。
塗にも、蒔絵にも、呂色にもその漆を使用して仕上げたいと考えております。
まずは、一番盛り上がる予定の龍の本体を、炭粉で盛り上げる作業にかかりました。
大きい壁面パネルです(畳1じょう程の大きさ)ので、迫力があります。
そして先日、下図の様子を気に入って頂いたご依頼主様より、(この壁面パネル 龍蒔絵は、社長室に飾って頂く予定だそうですが、)応接室用にと、沈金の壁面パネルのご注文も承りました。
こちらは、竹林に3頭の虎をご希望です。早速下図を準備中です。