輪島塗 三段重箱(平台付き)松に桜蒔絵 858,000円税込
令和5年12月25日 入札は終了しました、ありがとうございます
結果はページ下部にて発表しています↓
寒く暗い冬が終わりやってくる待望の芽吹きの春に、可憐な花を咲かせる桃色の花・
「桜」。
いずれも日本の象徴ともいうべき美しい文様を、金蒔絵にて描いた屠蘇器です。
修理やメンテナンスをしながら代々受け継ぐ輪島塗
末永くご愛用頂きたい輪島塗は、高価です。
しかし、その製法から、キズや割れ・欠けなどの不慮の事態でも
輪島の産地で修理すれば、また末永くお使い頂けます。
使い傷や、天然漆だからこその色褪せ・やけなども、
目立つようになりましたら、何かの機会(冠婚葬祭などや法事、新築など)に、輪島へ塗り直しに出してください(修理は内容に合わせて別途御見積致します、お気軽にご相談下さい)。
新品のように美しく蘇って、また何年も何年も、気持ちよく末永くご愛用いただけます。
輪島塗は、修理やメンテナンスを繰り返しながら、存分にお使い頂きたい、また末永くご愛用頂きたい漆器です。
輪島塗の取扱いは簡単です。
大変美しく高価な輪島塗ですが、取り扱いに特別な方法は必要ありません。
洗う時は、普段お使いの普通にお台所用洗剤(中性洗剤)を使用し、柔らかいスポンジで洗ってください。
よく、「洗った後に、熱いお湯にくぐらせて」といわれるのは、水きれを良くするためです。この場合のお湯は、熱湯ではなく、茶碗を洗う時のお湯の温度で可。必ずしなくてはいけないことではありませんので、そんなに気にしなくても可。
あとは、柔らかい布巾やタオルで拭いてください。
仕舞う時は、漆器同志が当たらないように、蓋との間や一段づつの間に布や紙などをあてておかれると、よいでしょう。
なぜ、漆の重箱に?
おせち料理は、お正月三が日台所に立たないように、と作られた保存食とか。
現在のように年末年始も開いているお店もありませんでした。
では、どうして漆の重箱につめたのでしょうか?
先人はきっと、漆の抗菌効果に気づいていたのでしょう。
現在はその、漆の抗菌効果が、科学的に証明されようとしています。
先人は素晴らしい文化を残してくれたものです。
ある研究者によると、同じ物を同じように調理しても、良い器で食べれば美味しく感じるのはもちろんのこと、消化吸収ぐんとも良い。
良い器で食べている人の方が、より健康になる!ということです。
うれしいですね。
指紋が付いても心配ありません
表面の美しい艶は、まるで鏡面のように、周りが映りこみます。
使う時に指紋が付く、とご心配を聞きますが、心配無用です。
美しく艶上げを施していますので、柔らかい布で拭いて頂ければ、きれいに取れ、いつでも美しいままご使用いただけます。
重箱は、重宝な器
重箱は、おせち料理やお祝いの赤飯・お餅、お祭りのごちそうなど、日本的な行事にはかかせない伝統のうつわ。
重ねて持ち運びしやすく機能的、ふたがついて衛生的な重箱は、漆の抗菌効果も考えると大変重宝な素晴らしいうつわです。
また、立派な蒔絵・沈金や、家紋入りのものは、代々その家に受け継がれる伝統・宝とも言えるでしょう。
様々な蒔絵の技
桜と松が根ざす地は、梨子地(なしじ)技法。
梨子地(なしじ)とは
梨子地とは、粗い金粉を塗面に蒔いて漆を塗り込んで研ぎ、
磨き上げる技法です。
金粉が、立ったり寝たりしているので、
光の当たり具合によって、きらきらと美しく輝きます。
梨の実の細かい斑点の風合いが、名前の由来です。
重箱の内側は、鮮やかな朱塗り。
三段重箱 松に桜蒔絵(6.5寸隅丸型)858,000円(税込)
寸法:幅19.8cm 奥行19.8cm 高さ19.8cm(本体)
平台寸法:幅26cm 奥行26cm 高さ3cm
桐箱入り
令和5年12月25日 入札は終了しました、ありがとうございます
落札結果 220,000円 東京都 S.I 様
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役