扇型飾皿 山水蒔絵 495,000円(税込)
落札価格の発表(平成30年6月20日締切ました)
230,000円 大阪府 T・N 様
沢山の入札を有難うございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
扇は、日本特有の縁起の良いもの
扇面(扇)は、日本で作られた日本特有のもので、末が広がる形から 「末広」 ともいい、発展や拡大を意味する縁起のよいもの、とされ、古来より愛され続ける吉祥模様です。
扇型に美しい山水蒔絵を施した優雅な飾皿は、軽く、季節や行事ごとの入れ替えも簡単です。
遠近感を感じさせる山水蒔絵
雄々しい二本の松が栄える、また滝の流れ落ちる近景と、奥に見える遠山に霞の遠景を蒔絵の技法で描き分けた山水蒔絵。
岡の上から、遠く山々を見渡しているような、奥行のある情緒豊かな美しい蒔絵です。
金を贅沢に使用し、様々な蒔絵の技法を駆使して描いた風景は、誰もが憧れる理想郷のイメージです。
山水蒔絵は、誰もがあこがれる「理想郷」。
山水蒔絵の美しい風景の中に、様々な思いをめぐらす静かなひと時。
山水蒔絵とは
山水蒔絵は古来より好んで用いられている蒔絵で、人々の憧れる理想郷を描いています。
その郷愁を誘う、しかし未だ見たことのない様な不思議な美しさは、
人々が古来より憧れて止まない理想郷の姿でもあります。
その理想郷にすむ人々は、美しい風景に囲まれ不老不死に恵まれ、
幸せに暮らすといいます。
私達は皆、誰もがそんな世界に憧れて、日々を過ごしているのではないでしょうか。
二本の松の幹にはそれぞれ、青貝が貼りこんであります。
青貝には、様々な色味があり、この松の青貝は、明るい印象の桃色に見えています。
扇の骨ももちろん蒔絵にて描いています。
皿の形から凝ったつくり
皿の形を、はじめから扇を開いた形に成形して製作した飾皿は、木地の成形も、塗の工程でも、大変手間と時間のかかる、贅沢なつくりです。
職人が費やした時間を想像して眺めてください。
飾る場所は自由です
この扇型の飾皿は、大型の飾皿や漆額とは違って軽くて、コンパクトですから、飾る場所は自由自在。決まりはありません。
お好きな場所に飾ってお楽しみください。
座敷にはもちろんですが、洋風のお部屋にも。
いつでも見える自慢の場所に飾って下さい。
付属の皿立も、特別に輪島塗に仕上げました。漆の艶やかさが、飾皿を一段と引き立てます。
扇型飾皿 山水蒔絵(輪島塗の皿立付き)495,000円(税込)
幅26cm 高さ16.3cm 厚み15cm 桐箱入り
落札価格の発表(平成30年6月20日締切ました)
230,000円 大阪府 T・N 様
沢山の入札を有難うございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役