輪島塗の屏風、重さはどれくらい?[2017-05-25 (木)]
輪島塗の屏風の重量を量りました。
輸送のための資料として必要となり、量る機会に恵まれましたが、
これまで、「よっこらしょ」と、移動することはあっても、
実際にはかりで量ってみたことがなかったので、
どのくらいなのか、ぴんと来ませんでした。
大屏風の寸法は、幅91(2枚)×高さ175.8×厚3.5cm
91×175.8で厚みが3.5cmの輪島塗の大きな板を、真ん中で蝶番で止めて、本のような形にしたものが屏風です。
さて。
屏風の木地の材質は、シナ材です。
輪島塗は木製とはいえ、屏風は大きいので、
座卓よりも重いなーと感じていました。
体重計を持ってきて、またまた「よっこらしょ」とのせてみると、
屏風一双の重さは、26kgでした。
他の大屏風も量ってみると、27.6kg、29.2kgと、まちまちでした。
木地も手作りですので、その時々の木の性質によって少しづつ違っているようです。
そして、運送時に屏風を入れる箱も量ってみました。
約 6kg でした。
屏風の間に挟む紙、段ボール箱と中に敷き詰める発泡スチロールの緩衝剤です。
併せると、約34kg でした。
うちの柴犬の体重は 約 8kg。
お米一俵は60kg ですが、最近は30kg詰めの紙袋が一般的に目にする大きさだそうです。
とすると、輪島塗の大屏風は、米1袋より重い、ということです。
どうりで「よっこらしょ」でしたw
輪島塗の屏風を移動するときには、無理をせず、
二人で仲良く持っていただければ、腰にも優しいです。
よろしくおねがいしますw
輪島塗の屏風
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輪島マリンタウンの美しい海を散歩[2017-05-19 (金)]
輪島市は石川県の先っぽ、日本海側につきだした能登半島の端っこにあります。
地図で見ると、能登半島の周りは全部、青い「海」です。
輪島市には、輪島マリンタウンという港とその周辺を活気づける場所があります。
石川県輪島市・マリンタウンは、大型客船が寄港する港として、
キリコ会館や朝市に近い観光スポットとして、海釣りファンの釣りスポットとして、そして、市民の憩いのお散歩コースとして、様々に愛される気持ちの良い場所です。
サッかー場・陸上競技場や、子供たちに大人気の大型遊具があるこども広場もあります。
また、金沢行の特急バスのバス停や、大駐車場もあります。
ゴールデンウィークには、キャンピングカーが沢山訪れていました。
廻りには、トイレや売店、様々な食事処、自動販売機などがあって、便利です。
6月の第一土曜日(今年は6/3)の輪島市民祭りの大花火大会には、沢山の市民や観光客がこのマリンタウンで、なんと20分間で1万6千発あがる見事な大迫力の花火を楽しみます。
毎年8月22日~25日の「輪島大祭」では、松明(たいまつ)が燃え、きりこが集うメイン会場にもなります。
今朝の輪島マリンタウンは、快晴。
朝日が海面に映り、きらきらとまぶしかったです。
短い動画ですが、雰囲気が伝わるでしょうか。
https://youtu.be/jgK8-AnE9f8
うちの柴犬も、マリンタウンが大好きです。
この動画は、マリンタウンから少し離れた海岸・鴨が浦です。
https://youtu.be/hOXy2gUS4Xk
釣り好きの息子も、マリンタウンが大好きです。
輪島は自然がいっぱい。ぜひ、訪れてみて下さい。
大型連休、どうか暴れないでくださいね[2017-05-02 (火)]
今年も大型連休に入りました。
長い方で、9連休になるそうです。
沢山の方が、様々にレジャーや旅、帰省の予定でしょう。
どうか、お天気の良い連休となりますように、
どうか、暴れないでくださいね、って、
祈る気持ちで、眺めています。
風神雷神さま、暴れないでくださいねw
皆様、よい連休をw
飾皿・風神雷神沈金
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今年も輪島漆器大雅堂に、ツバメがきました[2017-04-27 (木)]
今年もツバメがやってきました。
にぎやかなさえずりが、春の訪れを感じさせてくれます。
輪島漆器大雅堂の展示場のトイレは、最近改装し、壁はクロス貼りになりましたが、その白い新しい壁に、つばめが巣造りをしようと、一生懸命に土や枝をくわえてきては、くっつけます。
つばめは、土や枝などに唾液をくわえて、巣をつくるそうですが、新しいクロスは汚れないように加工されているようで、ツバメが少しづつくっつける土が、ぽろりと落ちてしまうのです。
来る日も来る日もくっつけては落ち、くっつけては落ち。
少し違う場所にもくっつけては落ち、くっつけては落ち。
健気でかわいそうで、見ていられません。
そこで、社長に頼んで、新しい壁に巣の土台となる板を取り付けてもらいました。
これできっと、巣が出来るだろうと、楽しみにしていました。
翌日、出社してみると、ツバメは、ずっと前からある昨年ツバメがいた巣に入っているではありませんか! 社長の作った板でなく!!
という訳で、無事ツバメは巣を獲得し、そのうち可愛いヒナの声が聞こえ、にぎやかになることでしょう。
また、フンの始末に忙しくなりそうです。
ツバメの来る家は、繁盛するといわれるそうです。
あやかりたいものです。
社長の作った板は、汚れた壁と一緒に、思い出になりました(笑)
別のツバメの入居者を募集中ですw
立てば芍薬、座れば牡丹、、、について[2017-04-26 (水)]
輪島は、ここの所、暖かい日が続いています。
桜は葉桜となり、今度は八重桜が開花し始めましたよ。
様々な美しい花が街を彩る季節になりました。
うちの近所に、とても見事な美しい芍薬を育てられているお宅があります。
毎年本当に美しい花が沢山咲いていますが、
今年も満開になり、鮮やかなピンク色と黄緑の葉があでやかです。
毎年、「これは芍薬か、牡丹だったかな?」と迷います。
牡丹と芍薬の違いは、何?
牡丹は落葉低木で、芍薬(しゃくやく)は、宿根草、
つまり、牡丹は「木」芍薬は「草」だそうです。
立てば芍薬、座れば牡丹、というのは、両方の花の特徴を美人に例えているようで、すらりと伸びたしゅっとした姿が芍薬、横に枝分かれして低く咲くのが牡丹、ということだそうです。
花の終わり方も違っていて、
牡丹は、花びらが一枚づつはらはらと、一気に落ちる。
芍薬は、花びらが散るのではなく、花丸ごと落ちる。
葉の形や艶も、良く見ると全然違うそうです。
今度どこかで見かけたら、牡丹か芍薬か、すぐにわかるかな~w
輪島塗の題材にも牡丹は数多く登場します。
花の王といわれる牡丹の、美しい花や芳しい香りが想像されます。
輪島塗・棗 牡丹蒔絵
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さくらもち。輪島の桜餅は、関西風なのか?[2017-04-11 (火)]
輪島は桜が、ほぼ満開。
残念ながら本日は雨なので、花見という気分ではありませんが、
お天気がよければ、輪島の桜の名所・一本松公園に
桜をめでに行きたいなー。
一本松公園にはすでに提灯が飾られ、
毎年、夜桜見物もにぎやかです。
桜の葉っぱに包まれた「さくらもち」
桜餅は、関東風と関西風があるそうです。
関東風は、長命寺
関西風は、道明寺 だそうで、見た目も違います。
輪島では、お菓子屋さんによって、両方の桜餅が見られます。
私は、どちらかというと、桜色の薄い皮を焼いたものに餡をくるんだ、関東風長命寺の桜餅がすきですw
辛党なんですが、甘いあんこも大好き!
正月の餅の形が丸か、四角かで、関東・関西が分けられると
聞いたことがありますが、桜餅も同じですね。
ちなみに、輪島の雑煮の餅は、丸餅です。
しかし、雑煮はすまし仕立て(醤油味)ですので、
餅の形は関西風、雑煮の味は関東風ですね。
輪島塗銘々皿 高麗屋格子蒔絵
輪島の桜は、もう少し先のようですが、、、[2017-04-07 (金)]
輪島は、ここのところ暖かい日が続いています。
私事ながら、4月に入り、息子・娘の引っ越しを
立て続けに済ませる慌ただしい日々を過ごしておりました。
昨夜、ふと気が付くと、いつも愛犬と散歩する桜並木が、
赤く感じられるようになっていました。
懐中電灯でてらして よくよく見ると、
桜のつぼみが、ふっくらして、桜色に色づいていました。
あー、春がやってくるんだな。
今年はこうなるまで、ちっとも気が付きませんでした。
いつもは、まだかまだか と眺めているのに、今年は忙しかったからなーー。
晴れ晴れとして、でも少し寂しい、春。
待ち遠しいですね。
輪島塗に咲いた、満開の桜(汁椀吉祥紋沈金)はこちらです
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漆器みがきの専用布がありますか?の声にお応えし、販売開始しました[2017-01-12 (木)]
「輪島塗や漆器のお手入れのための布は、どのようなものを使えばよいか」という御問合せを多数頂戴いたします。
輪島塗や漆器を出し入れしたり、飾ったり使ったりするときに、表面に指紋が着いたり、ほこりがついていたりという場合があります。
また、輪島塗や漆器を洗った後に、拭いて、しばらく使わないので、少し磨いて仕舞いたい、こんな時にもどのような布を使えばよいか、悩ましいことがあります。
こんな時にお使い頂く布は、特に「これを使わないといけない」というものはありませんので、柔らかい布・タオルなどで拭いて下さいとお話致します。
ですが、タオルの場合は、繊維が少し残ってしまったり、他の布も適当なものを探すのが大変、、、などの面から、何か専用の布があれば、紹介してほしい、とおっしゃるお客様もおいでます。
そこで、私共塗師屋も使用しています「漆器みがき」をご紹介いたします。
汚れたら洗って、また使うことが出来ます。
布には、薬品やワックスなどが付着していませんので、漆を劣化させる心配がありません。
漆器みがき布は、こちらでご紹介しています。
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お正月にお使い頂いた輪島塗の修理依頼が増えています[2017-01-11 (水)]
お正月にお使い頂いた輪島塗の重箱や屠蘇器、
雑煮椀・吸い物椀、花器や花台などの
調子はいかがでしょうか。
新年の営業が始まり、お正月にけがをした輪島塗や、
長く使われずにしまっていた輪島塗の手直し、
来年の正月に使う輪島塗のメンテナンス、などの
御問合せやご依頼が増えています。
仕舞う前に、良く点検してみて下さい。
修理する場合は、けががひどくならないうちにご依頼いただくことをお勧めしています。
ケガが浅いうちなら、少しの補修と、塗り直しなどのプロの作業で、大変美しく蘇りますし、費用も安くすみ、期間も短いです。
大切な輪島塗の修理・お手入れは、機会を見つけて、輪島の塗師屋など専門家に依頼頂き、メンテナンスしながらどうぞ末永くご愛用下さい。
屠蘇器の銚子の金具の取り換えも承ります。
調子の金具は、銀製で1個1個手作り金具を使用しています。
銚子にあった大きさ・長さの金具をご用意して取り換えいたしますよ。
屠蘇器の手入れについて、こちらでご紹介しています。
http://www.taigadou.com/nushiya/post387.html
新年は、1月10日(火)より通常営業致します[2017-01-06 (金)]
今年の正月は、4段の祝のし蒔絵の重箱に、
2段1組の「発酵食おせち」を
二組詰めて頂いて、1組は家で、もう1組は実家で
美味しく頂きました。
4段重は、蓋が二枚ついていますので、
このように二段2組の使い方もでき、重宝です。
屠蘇器は、沢山のお客様が見えても
さっとお屠蘇を差し上げる事が出来るように、
銚子を2個使いで用意しています。
床の間には、朱塗りの三方に鏡餅と朱塗りの瓶子を飾ります。
正月の間は、三方の隣に、屠蘇器を飾置きます。
今年の輪島の正月は、天気が良く、気温も10度ほどと暖かい、大変過ごしやすい楽な正月でした。
1月10日(火)より、通常営業でございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。