特注:刀掛け・太刀掛を製作します
日本古来の「日本刀」「刀剣(とうけん)」が持つ、独特の風合いと迫真の美しさ。
古来、刀(かたな)は、武将の魂として大切に扱われ、命ともいわれるものでありました。
また、刀は武器としてだけではなく、魔除けや厄除けの神霊が宿るものとされてきました。
現代では、刀は芸術品として・美術品として愛され親しまれ、家運隆盛や一家安泰の願いを込めて飾られるようになり、代々受け継がれる家宝となっています。
それでは、家宝の刀を飾る、刀掛け(かたなかけ)については、ご満足のいくもをお使いでしょうか?
ご自慢の刀に似合う、素晴らしい刀掛けを、ありきたりなものでは満足できない、とお感じになってはいませんか?
◎輪島塗刀掛け(2本掛け用)黒 550,000円(税別)
輪島塗は、もともと一つ一つが手作業で製作されております。
ただお一人様のためにお作りしているのと同じなのです。
ですから特注オーダーすると言っても、料金は、形がものすごく変わった物でない限り、ものすごく沢山の金を使う・模様をつける、でないかぎり、オーダーだから高くなる、ことはないのです。どうぞお気軽にご相談下さい。
◎輪島塗刀掛け(2本掛け用)総梨子地 1,200,000円(税別)
太刀掛もございます。
(写真は模造刀を置いています)
太刀(たち)とは、「絶ち」の意。刃の長さが60cm(2尺)以上で、刃を下にして腰に帯びるもの。
◎輪島塗太刀掛・総梨子地 1,100,000円(税込)
黒呂色の場合 650,000円(税別)
◎刀掛け・太刀掛の特注のご案内
刀は、武士の魂(たましい)、また、戦では、武器として・お守りとしての役割も有りました。
勇壮なイメージの刀には、龍や鷹の模様が付けられていたようです。
また、刀掛けは、武士が安らぐ場所に置かれていたことから、牡丹や蘭などの草花、装飾性の高い美しい山水模様なども喜ばれました。
ご自慢の刀の名前や装飾からとった文様を、飾りにするのもおもしろい趣向でしょう。
貴方のお気に入りの文様や、イメージをお見せ頂ければ、蒔絵や沈金の技法を活かした図をお作りすることも出来ます。
刀掛けに蒔絵を付ける場合、一番多いのが家紋(かもん)です。
家紋は、大きく中央に一つ付ける場合や、小さな家紋をいくつも美しく配置する家紋散らしなどが有ります。家紋散らしの場合、様々な蒔絵の技法を使って、それぞれ印象の違う家紋を散らすことも出来ます。(金にも沢山の種類があります。)
◎輪島塗刀掛け(3本掛け用)高台寺唐草蒔絵家紋散らし(葵)950,000円(税別)
家紋は、家の歴史と共に受け継がれています。まさに、家宝の刀にはぴったりの装飾といえます。
また、家紋をアレンジした模様もよくあります。
家紋に、唐草や波を加えて、美しく配置した模様は、家紋と共に願いを込めた模様を加えた物です。
唐草は、連綿と続く印象の吉祥模様。波も又、寄せては返す、止むことがないことから永久に続くに繋がる吉祥模様。
家運隆盛や、代々の繁栄の願いを込めた模様です。
◎特注制作は難しくありません。
特注製作と言っても、すべてをお客様が考える必要はありません。
輪島塗製作の専門家である塗師屋が、お客様のご希望を良く伺い、ご希望を形にするために、最適な技法を選んでご案内します。模様の見本も多数ございます。
どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。
まずは、刀掛け・太刀掛の大きさや形を決めて下さい。特注の寸法にて、木地から特注製作可能です。(仕上がりまで6か月~1年)
写真の刀掛け・太刀掛はいずれも現物がございますので、これに模様をつけることも可能です。(蒔絵や沈金の内容によりますが、仕上がりまで1~3か月)
価格は、蒔絵や沈金の内容で変わります。
ご希望に合わせた、末永くご愛用頂ける世界で一つの特注刀掛け・太刀掛を製作致します。
下の問合せフォームより、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◎「輪島漆器大雅堂の輪島塗を支える職人の技と心意気」はこちら
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役