座卓・座敷机 山霞(やまかすみ)蒔絵は、共にあるはずのない幻の風景を蒔絵で表現
座敷机(座卓ざたく) 山霞蒔絵(やまがすみまきえ) 川原秀作
霞(かすみ)は、違った空間や次元をひとつにつなぐ役割をします。知らない内に霞(かすみ)につつまれ、気が付くと異世界に飛んでいた、とか、箱の中から舞い上がる霞(かすみ)につつまれおじいさんに、というお話しがあります。この山霞蒔絵は、遠山に春の桜と秋の紅葉を、霞を介して描いています。
共に有るはずのない桜と紅葉を、共に見たいために、霞を使っています。
見事に違和感なく合っているのが霞の力です。
また、春の桜と秋の紅葉が共に描かれているということは季節感が幻なので、季節に関係なくお使い頂きたい座卓です。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。 600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
輪島の技術と知識は、貴方のために、ご満足の行く座卓をお作り致します。漆器はいいですね。環境にも人にも優しい、そしてあたたかい。
漆(うるし)をもっと身近に感じて欲しい。輪島漆器大雅堂(株)の願いです。
この座卓・山霞蒔絵の、飾り棚・大屏風もございます。
【商品データ】
定価 1,650,000円
寸法 W1510 D900 H335 mm
素材 天然木 布着本堅地輪島塗
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役