衝立(ついたて)赤富士蒔絵

  • 家具:屏風・飾棚・衝立
  • 谷内紫香(やちしこう)

< 2006年6月28日(水曜日)11時38分25秒 >

衝立(ついたて)赤富士蒔絵(あかふじまきえ)谷内 紫香作

私達日本人には、「苦しいときの神頼み」や「縁起かつぎ」をせずにはおれない習性があるようです。 何か大切な事をしようというとき、ピンチに立たされたとき、人生の大きな節目を迎えたとき、等々。 健康や長寿、良縁、学業成就や、商売繁盛を願うとき。 開運・招福の願いを、いつも目に付く所に飾る、衝立にしました。

「赤富士蒔絵(あかふじまきえ)」 富士山は、その美しい景観から古来より日本人にこよなく愛され続けてきた、日本の象徴ともいえる山です。 富士山は、季節や時間によって様々に姿を変えて言っています。 なかでも赤富士は、夕焼けに染まる素晴らしい景色で、気象条件や時間、場所等、様々な条件が重なってはじめてみられる、貴重な姿です。 人々は、昔からこの美しい赤富士に惹かれ憧れ続け、絵画や写真等の題材に用いられてきました。 赤富士を飾ると、幸福が訪れるともいわれています。

この衝立・赤富士蒔絵は、金色の雲海に顔を出す、見事な赤富士が描かれています。 漆黒に映える赤富士は、漆芸ならではの美しい文様ではないでしょうか? お手元において、この赤富士蒔絵をこころゆくまでご堪能頂きたい衝立です。

【商品データ】 定価 3,675,000円 寸法 W1303 D1092 H303 mm  素材 天然木 布着本堅地輪島塗

煮物椀(にものわん)松梅蒔絵

  • 【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】
  • 食器:お碗や皿
  • 谷内紫香(やちしこう)

< 2006年5月25日(木曜日)16時33分03秒 >

煮物椀(にものわん)松梅蒔絵(まつうめまきえ)谷内紫香作 この煮物椀は、美しい山水を描いた優雅な煮物椀です。 遠山に水の流れと松梅の山水蒔絵は、古来より人々の憧れる不老不死の理想郷。松は、長寿のシンボルです。梅は、春を告げる花です。 松梅は、おめでたいものの代表ですが、なぜ、松梅がめでたいのでしょうか? それは、この二つの植物が雨風や寒さに耐え抜く生命力の強さを持っているからです。 松は、常緑樹で古くから長寿のシンボルとされてきました。梅は、早春の花で生命の息吹を感じさせます。古くから、知恵と悟りの花・神の叡智を呼ぶ花とされてきました。 松梅は、幸せを願う心をあらわすといえます。 新しい春の訪れのイメージは、新春にふさわしい吉祥模様です。 たいへん優美で落ち着いた、豪華な蒔絵ですので、あらたまったお祝いの席や迎春にはもってこいの、格調高い煮物椀です。 《煮物椀の形》煮物椀は、煮物や雑煮用の吸物椀より大きめでたっぷりした椀です。ひとくちに煮物椀といっても、吸物椀と同様に、15~6種類の形をご用意しております。 雑煮は、その地方独特の形があるようです。おもちの形もまちまちです。具がたっぷりはいるお雑煮には、深くておおきな形を。出汁を楽しむお雑煮には、手に持ちやすくすっとした形を。などなど、お宅で一番使いやすい煮物椀をお選び下さい。 まずは、形をえらんで、それから色や塗り方を選び、模様を選び、、、そうしてお宅にぴったりの、貴方だけの煮物椀ができあがります。 この煮物椀は、外側が糸目型です。糸目型は手に持ちやすく、見た目に華やかな煮物椀です。素朴さをも感じさせる煮物椀の、蓋をとってみると見返しは見事な松梅山水蒔絵が現れる。こんな奥ゆかしい贅沢が、この煮物椀にはあります。椀の金縁が、見返しの豪華さを少し感じさせる、にくい演出です。 輪島塗は、高級な蒔絵であればあるほど、傷付くことをご心配になると思います。大事なお碗で有ればあるほど、扱い手の所作は、自然とゆっくり丁寧になります。(なぜか、驚くほど優雅で上品にお出しできてしまいます)そして蒔絵は蓋の裏(見返し)のみですので、ほとんど気にせずにお使い頂けます。 ですからよっぽどの事がない限り、蒔絵がひどく痛んでしまうことはありません。 もしも気になるほど傷ついてしまったら、早めにご相談下さいませ。輪島塗は、修理修繕がききます。たくさんの工程を経て作られておりますので、逆にさかのぼっていけば、きれいに直ります。(傷や痛みに合わせた最良の方法をご案内しお見積もりいたします。)お気軽にご相談下さい。 【商品データ】 定価 924,000円(5客1組)  寸法 直径131 H100 mm  素材 天然木 布着本堅地輪島塗

座敷机(ざしきづくえ)両側乾漆中央山水蒔絵

  • 【輪島塗/輪島塗り/輪島漆器】
  • 谷内紫香(やちしこう)
  • 座卓・テーブル・座敷机

< 2006年5月23日(火曜日)17時16分11秒 >

座敷机(ざしきづくえ)両側乾漆中央山水蒔絵(りょうがわかんしつちゅうおうさんすいまきえ)谷内紫香作

輪島塗の座卓は、傷がつくのが怖くて使えない、そうおっしゃる方もございます。この座敷机の特徴は、日常でもっとも使われる、机面の両側を乾漆仕上げにしたことです。椀やコップ、お膳、お茶やお菓子などを置く場所ですので、傷が付きにくく、目立ちにくい乾漆仕上げにして、座卓を気軽にお使い頂けるように致しました。

乾漆(かんしつ)とは、漆を乾かして粉にし、満遍なく蒔いて漆をかけ、研ぎ出す技法のことです。塗面は、少しざらざらした感じに仕上がり、輪島塗の鏡面のような呂色仕上げとはひと味違った、落ち着いた漆の風合いを感じさせます。

また、この座卓の中央は、黒呂色の艶やかさを残し、上品な山水蒔絵を施しました。山水蒔絵は、人々の憧れる、不老不死の理想郷を描いた図です。

乾漆の機能性と、山水蒔絵の美しさと黒呂色の艶やかさの装飾性が、見事に調和した逸品の座卓です。 お気軽にお使い頂きたい座敷机です。

【商品データ】 定価 1,680,000円 寸法 W1510 D900 H335 mm  素材 天然木 布着本堅地輪島塗