雪がとけて、赤い南天が輝いて見えます

2020/12/23 (水)

南天蒔絵の硯箱

ここ2~3日、雪の多い天気が続き、まとまった積雪もありましたが、少し気温が上がって隅によせておいた雪かきの雪山が溶けてなくなりました。

歩くのが楽なんです(笑)

雪景色で隠れていた、庭の南天の赤い実が、輪島の12月には珍しい良い天気のお日様に照らされて、輝いて見えます。

出勤途中のあっちのお宅の玄関にも、こっちのお宅の庭先にも、ああ、こんなに南天があったのか、と今頃気が付きました。そういえば、暮れもおしせまってまいりました。

南天は、なんてん、「難を転ずる」に続くことから、迎春のおめでたい飾りとしても人気がありますね。

その縁起の良い名前と、魅力的な赤い実は、輪島塗の題材にもよく用いられております。


その愛らしい赤い実を描いた輪島塗があります。

ところで、三祝(さんしゅく)という三つのおめでたいことを花で表した言葉があります。

この3つの花に、南天も入っているんです。

この三祝の図を描いた硯箱を、おめでたいいわれや、変わった技法についてのうんちくとともに、こちらでご紹介しています。

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