御祝いの熨斗(のし)は、輪島名産のあわびから!

2017/10/13 (金)

輪島塗の取り皿 のし蒔絵

熨斗(のし)文様は、優雅できらびやかで
豪華な雰囲気で、衣装や器物などに好んで描かれる文様です。

この熨斗(のし)は、もともとは、鮑(あわび)を薄く長く剥ぎ、伸ばして(のして)乾燥させた「のしあわび」で、後に祝い事の贈り物や飾りになったもの、だそうです。

輪島の沖合50キロに浮かぶ舳倉島(へぐらじま)は、透明度が大変高い美しい海に囲まれており、夏には、素潜り漁の海女さんがあわびを採ります。

海がきれいなので、息の長いベテラン海女さんは、とても深い所まで潜ることができ、大きな鮑がとれるそうです。

あわびは、あわびのワタを包丁で切ってたたいて、みそやしょうゆ酒など好みの調味料を加えて作るたれで食べる刺身が絶品です!
夏にはあわび祭りも開催されます。
ぜひ、輪島で海女採りあわびを、ご堪能ください!

あー、話が脱線しましたが、その「のしあわび」の名残が、現在ののし紙についているのし模様の真ん中の、黄色い紙だそうです。

古来、鮑(あわび)は、不老不死の妙薬、と言われたことからおめでたい印になったそうです。

優美なのし蒔絵の取り皿のご紹介はこちらです。
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