輪島塗の様々な技法・金唐皮(蒔絵)きんからかわ

2017/10/22 (日)

蒔絵の技法・金唐皮

金唐皮(きんからかわ)とは?

金唐皮とは、蒔絵の技法のひとつで、模様の形の銀箔を貼り、上から朱合い漆を塗ってあります。

金色に見えますが、通常の蒔絵とは違い、透ける感じが楽しめる蒔絵です。

蒔絵の均一に塗られた金ではなく、銀箔の上に、半透明茶褐色の朱合漆を塗りますので、ちょっとした溜りや村が見受けられ、一風変わった風合いを醸し出します。

これは、どんなふうにして描いてあるの?と、目をとめて眺めて頂くのも楽しみの一つです。

この取り皿の絵替わり草花の金唐皮蒔絵は、最後に銀のふちどり蒔絵をしていますので、きりっとした印象です。

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