人生いろいろ、お椀も色々ありますよ

2018/01/31 (水)

椀の形はいろいろあります

雑煮椀の御問合せを頂き、写真を撮りました。

形・大きさの違いだけでも、10種類以上あり、
その上に模様の違いで、いろいろあります。

模様は、蒔絵のものもあれば、沈金の物もあります。

また、色の違いもあります。

黒塗の椀、朱塗りの椀、溜塗の椀に、黒塗で内側が朱塗りの椀や、曙塗の椀、、、。

これらの組み合わせで、いったい何種類できるのかわかりません。
楽しみですね~。

特注制作の場合、まずは、椀の形をお選び頂きますが、雑煮用と一口に言っても、難しいものがあります。

雑煮の内容が地域や家々によって違うからです。

お餅だけの雑煮もあれば、具だくさんの雑煮もあります。

また、来客が多く、煮物椀としてもお使いになりたい、とか、小ぶりで軽いのがいいわ、とか、高台が高くて持ちやすい方がいい、、、など、ご希望をお伺いして、決定します。

上塗りまで仕上がっている椀をお選びいただくと、蒔絵や沈金の作業時間だけで仕上がりますので、半年もお待ちいただくことはありませんよ。


もちろん、価格も問題になりますね。

形が決まったら、椀の色を決めます。

この後の模様(蒔絵や沈金など)により、ぐっと目立つ方がいい、とか、控えめで目立たないように、、など、これもご希望に合わせて製作致します。

蒔絵や沈金は、見本の椀をご覧頂き、御目出度い模様とか、季節を問わず使える模様とか、金をふんだんに使った贅沢な模様とか、ワンポイントに家紋を入れるとか、こちらもご希望に合わせて承ります。

同じ松の模様でも、技法により違いますし、そこは専門家の塗師屋にお尋ねくださいね、仕上がりの雰囲気胃のご希望に合わせた技法をご提案致します。

名入れも致します。お気軽にお問い合わせ下さいね。

仕上がりまでお時間を頂戴いたしますが、末永くご愛用頂ける輪島塗の椀を誠心誠意製作致します。

何なりとお気軽にご相談下さいませ。