速くて疲れにくい歩き方
うちのわんこは元気で散歩が長い。
一日三回二人一組で、一回当たり40分から1時間くらいかかって散歩します。
そのうち、朝晩の二回がわたしの担当です。
晩の散歩は酔っぱらっていても休まず運動だと思って続けています。
ある日、すごく酔っぱらっていて、いやだったんですが息子に引っ張り出されて散歩に行きました。眠くて眠くて、半分寝ていたかもしれません。ふらふらで歩いていたわけですが、カクッと膝が抜けて、あっ倒れると思ってももに力を入れて立ちました。その瞬間、なんと体がひょこっと前に進んだのです。ただ、それだけです。それでとっとっとって歩いたわけです。なんというか、立ったつもりがが歩いていたということでしょうか。
酔っていたので、そのまま、また、ふらふら歩いて家に帰ったわけですが、次の日、なんとなくおもしろかったことを覚えていて、朝の散歩のときにやってみました。
膝をカクッと抜いてももを動かして歩く、、、。うまいきません。歩くってどうよ?なんとなく歩いていますがどうなっとるの?って。
大学のころ砂浜で走る練習がありました。走っているときに気が付いたことがあって、それをやったとたん誰よりも速く走ることができました。聞いたら誰もがなんやそんなことかって言うほど簡単なことです。つま先で砂を蹴らないということです。足の裏全体を足ひれのようにべたーっとさせて足の裏全体で蹴ります。つま先はキュッと蹴りません。極端なことを言うと踵で蹴るのです。
この方法を通常の歩行で使うのです。足の裏は地面にペターッとくっつくようにして踵で蹴ります。つま先は少し上げるようにしないと地面にひっかっかって転んでしまいますので気を付けます。
もう一つ!大切なことがあります。膝先がつま先と同じくらい前にでることです。脛骨が前に傾いていないとももで蹴った時に前に進まないと思うのです。それが「酔っ払い膝抜き作戦」ということです。
これをやると少し前に動き出すと身体がどんどん前に歩き出すようになります。早歩きの完成です。しかし、疲れないわけではなく、ももが疲れると結局遅くなってしまいます。続けると息切れもします。このあたりは呼吸法(吐く吐く吸う吸うだったような)が必要だと思います。
もしかしたら、ももという大きな筋肉を使うので痩せるのではないかと淡い期待をしています。今のところ、家族にはバカにされていますけどね。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 監査役
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役