塗師屋の子供たち「輪島塗で自炊も楽し」
寒くなってきて、息子の自炊に「あんかけ」率が高くなってきました(笑)
温かくて冷めにくく、うまみも増していいですね~。
今晩の夜食は、あんかけ出前一丁 。
おおお~、美味しそうだw
でも、何か変だ。
これ、輪島塗じゃないでしょ、ブログのタイトルは「輪島塗で自炊も楽し」なのに!?
カップ麺にあんかけ!?
よくよく見ると、カップ麺に、手作りあんかけをかけているようです。
簡単だか、手が込んでいるのか、わかりません(笑)
白菜を一つ買うと、一人暮らしでは何もかも白菜入りになるね(笑)
この前は、白菜のお好み焼きだったね、新しい発見だわ
白菜は、カルシウムが豊富で体がうれしいよw
現在、卒論の仕上げに一生懸命の息子。
生活は昼夜逆転の様子ですが、1月末までがんばるそうです。
早いもので、東京に暮らしてもう四年。
四年間様々なことを学んだでしょう。
でも、その学生生活は、昔の我々の頃とは全然ちがったようです。
集大成、がんばれ。
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂 代表取締役