重箱(三段重)寿松沈金の出来上がるまでということで、上塗、呂色、沈金の作業を取材していかれました。
輪島塗の職人さんもスゴいですが、撮影スタッフの皆さんの職人魂もスゴかったです。
いつも見ている作業のはずがカメラのモニターを通して見ると、素晴らしいではないですか!
これだから、視聴者の皆さんもグッとくるんだと納得しました。
スタッフの皆さん自身のテマノビもありかなと思いました。
ちなみに、予定していた帰りの電車には乗ることが出来なかったようです。
お疲れさまでした。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 監査役
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役