H28.1.22から、24日まで、社長とともに東京へ出張していました。
東京は快晴、素晴らしい青空のもと、有意義な時間を過ごし
(ついでに、東京の大学へ通う息子の顔もみてw)
1.24の日曜日・輪島へ帰る日、早起きして羽田空港へ向かいました。
青空が広がり、気持ちのいい朝でした。
のと里山空港⇔羽田空港 は、1日2往復の便があり、午前中の羽田発に乗ると
自宅には午前10:30には帰り着きます。
日曜なので、家事を片付け、温泉にでも行って、、、などと
のんきに考えていました。
空港の待合では、皆すこしざわざわしていました。
「雪がひどくて、降りられないかもしれない」
「は?」 こんなに晴天の東京で、にわかに信じられませんでした。
定刻通りに出発したのと行きの飛行機は、満席でした。
のと空港上空へもうしばらくのところで、機長の挨拶。
「暴風と積雪で、降りられない場合は羽田へ引き返します」
「いやいや、のと里山空港は、雪国。なんとかなるやろ」と、たかをくくって、
機内誌の特集・フィリピンまっこうくじらの記事を読みながら、コーヒー飴をなめていました。
しばらく時間がたち、ふと窓の外をみると、青空の下、まっしろな雲海が広がる素晴らしい景色。
「あれ??」
そして、機長から放送が。
「お気づきかと思いますが、当機は羽田へ引き返しております」
「あぁーーーー、、、」
「いったい、輪島はどうなっているんだろ」
とにかく、飛行機をおりて、自宅に電話すると
さらりと、「雪がひどいよ」
あー、雪がふってるのか。風がひどくて降りられなかったんだなー。
とにかく、帰らなくては、明日から仕事だし。
改めて、今度は東京駅から、昨年3月に開業した北陸新幹線「かがやき」に、
お蔭様で初乗車。金沢まで、約2時間半。
輪島に帰りつくまでは、まだまだ長い道のり、一度にかききれないので、
この続きはまた。
写真だけ、忘れないようにのせておこう。
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂 代表取締役