輪島塗の銘々皿
◎隅折型 寿松沈金
折り紙で折ったような形の、存在感のある銘々皿。
大きめです。
銘々皿の右上の角は上へ、左下の角は下へ折ったようになっていて
左上の角は、切り落としたような形です。
寸法:縦15.3 横15.3cm
◎くつわ型 寿松沈金
角と角の間は、やや外側へ膨らんでいて、
角は丸くなっている、優しい雰囲気の銘々皿です。
薄めで、端が少し上に反っていますので、持ちやすく使いやすいです。
寸法:縦13.6 横13.6cm
◎銘々皿の形も大きさも、いろいろあります。
1.四方型
四角い形は、きりっとした印象です。
縁が広めに内側へ向け上がっているので、
光の当たり具合で表情豊かな銘々皿です。
寸法:縦13.6 横13.6cm
2.丸型
シンプルな丸い形は、何にでも合う使いやすい人気の形。
大きめですので、お料理の取り皿にも、
ケーキなどの洋菓子にも、重宝です。
寸法:直径15.2cm
3.誰ケ袖型
着物の袖をイメージした形の銘々皿です。
長方形なので、食事の際にも重宝にお使いいただけます。
寸法:縦10.8 横16.7cm
銘々皿は、他にも様々な形状をご用意いたしております。
輪島塗は、形が複雑になればなるほど、手間と時間がかかり、
価格は高くなりますが、どれも取り扱いは同じです。
緩やかな曲線が多いのは、漆の美しさを引き立たせるためです。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 監査役
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役