毎日、ワクワクしながら使っています、と、お客様から嬉しいお便りを頂きました。
輪島塗の卓上膳というと、和の雰囲気だと思いがちですが、洋食器にも似合いますね。
陶器にはちょっと注意して
輪島塗は、陶器には弱いのですが(漆は陶器より柔らかいので、傷がつく場合があります)、漆器に当たる面を美しく研いで、表面を滑らかにしたものでしたら、引っ張らない限り傷はつきにくいです。
また、布目研ぎ出しの表面は、凸凹がある素朴な仕上がりですので、多少の使い傷は目立ちにくいです。
食事以外にも、素敵なコーヒータイムをお過ごし下さっているようで、嬉しくなりました。
どうぞ末永くご愛用下さいませ。
ありがとうございます。
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂 代表取締役