塗師屋の子供たち「輪島塗で自炊も楽し」
今日は、久しぶりに息子も娘も揃っての食卓、にぎやかですw
今日のごちそうは、鮭。
娘が鮭がマイブームになってから、食べる回数が増えましたし、また、気を付けて美味しい鮭を探すようになりました。
輪島では、もちろん鮭は捕れません。
で、どうしたかというと、今回は、魚の問屋さん経由で、すし屋ご用達の鮭といくらを購入しました。
鮭といくらの親子めし、ですw
輪島のすし屋でも、輪島で捕れなくたって鮭やいくらは、人気メニューです。
輪島の魚問屋さんは、輪島から魚を出荷するだけでなく、各地から美味しいものを取り寄せる事が出来ます。
今回のいくらは、すし屋と違う、しょうゆ漬けのいくらを選びました。
みんな大好きです!
で、思い思いに、好きなように盛り付けました。
お父さんも、今日ばかりは無礼講です(検診以来、尿酸値を気にしている)
娘は、鮭で蒔いた軍艦に、イクラをあふれるほどのせました(笑)
ぶりもいいけど、鮭もいいですね~
輪島は、これから寒くなると、カニ・ブリ・たらなど、美味しいものが沢山です。
子供たちも、下宿先では食べられない、家ならではの贅沢を満喫していました。
「輪島はいいな~」
「家はいいな~」
勉強が終わったら、輪島へ帰っておいでね、と本当は思っていますが、あまり言わないように我慢していますw
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂 代表取締役