重箱オトコ飯
このコーナーは、大雅堂WEBスタッフ(30代独身)が、自ら重箱(二段重 たまり朱)を使うことで輪島塗の素晴らしさ、味わいを体験する不定期更新コンテンツ『重箱オトコ飯』!
自炊すら不慣れなスタッフが悪戦苦闘しながらも、輪島塗と日々を過ごしていくタメにならないコンテンツです。笑
2018/6/10 重箱deのり弁当
今日は自宅作業のアクセントに、お弁当風に。前日の残り物を朝用意して昼に食べる。自慢できる料理でも見せびらかすようなお弁当でもないですが…、生活の中でこの時間が何となく心地よい時間になりつつあるのです。準備の時間で頭をスッキリさせ、重箱を使う食事の時間が安らぎの時になっているような。気持ちを切り替えて午後からの仕事に没頭できている気がするのです。
これは重箱の魅力なのか魔力なのか…、引き続き検証が必要ですね。
2018/4/21 重箱deキーマカレー
先日のおせちの言い訳はもう使えない2月後半。何を作ろうかと思った挙句、別に重箱だからと和食にこだわることはないんじゃないか(和食は作るのが難しそう…)という建前を正当化し、キーマカレーを作ることに。
重箱でカレー?と自問自答しながらも好きだからいいやと開き直り、これは新たな使い方を模索しているんだと自分を説得しているうちに出来上がりました。笑
盛りつけてみると思ったより違和感もなく、ガッツリ美味しくいただきました。
2018/1/1 おせち料理
記念すべき重箱使用・第1回目はおせち料理!重箱の使用とともに自炊の習慣を付けよう、という年末の気合いはどこへやら…。正月だから…、おせちだから…、を言い訳に実家から持ち寄ったおせち料理!
それでも重箱に盛りつけるだけで充実感に満たされるのは何とも不思議なもの。長い一人暮らしの歴史の中でも味わったことのない、温かな元旦となりました。今年も良い一年を過ごせそうです。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役