輪島塗汁椀 はぞり型・溜(ため)塗り 27,500円
輪島塗はぞり型汁椀・溜(ため)塗りは、口が少し外側に反り返っている汁椀です。
はぞりの形は、汁椀の唇にあたる感じが優しい、らっぱのような楽しい形。
溜塗りは、朱や黒より一度多く上塗りし、漆の特性から、年月とともに表情の変わっていく美しい汁椀です。
汁椀は、頻繁に食卓に登場する、日常生活にかかせない器です。
使う回数が多いということは、手に触れる回数も多く、洗う回数も多いということ。
丈夫で美しいものが欲しくなる、、、。ぜひ輪島塗汁椀をお勧めします。
結婚祝いや進学・就職祝いにも、きっと喜ばれる一生ものの輪島塗汁椀です。
この輪島塗汁椀の、溜塗(ためぬり)の技法はは、黒や朱塗りより、1回多く手間がかかります。
はじめに朱漆を塗り、次に朱合漆(しゅあいうるし)というべっこう色の漆を塗っているからです。
その雰囲気は、戦前の天皇陛下の御車が溜塗であったように、高貴で落ち着いていて華麗です。
溜(溜塗り)とは
中塗りに朱漆を塗り、上塗りに朱合い漆という半透明の漆をぬる技法。
漆は時間が経つにつれて透明度が増してくる、という特性を生かし、中塗りの朱が漆が薄くのるふちのほうから透けて、落ち着いた中にも華やかさのある、雰囲気をかもします。
経年の変化を、逆に楽しみにしていただきたい輪島塗の技法です。汁椀は、みそ汁やお吸い物をいただく椀です。(もちろん、何に使ってもいいのですが)
日本人は、どこに行ってもどこにいても、食事にはみそ汁やお吸い物が欲しくなりますよね。
毎日の食事には、みそ汁が無い日がない、のではないでしょうか?
パンを食べるときも、海外旅行の時も、何となく欲しくなる、無いと寂しいのがみそ汁・お吸い物です。
こんなに日本人に愛されるみそ汁は、懐かしいお袋の味、おふくろの愛だからなのでしょう。
毎日の、無くてはならないおいしいお袋の味を、より一層ひきたてる輪島塗の汁椀は、
毎日の使用に耐え、飽きがこず、修理ができて長年使い続けられる、自然にも人にも優しい器です。
この汁椀・はぞり型は、唇にあたる感触が気持ちいい、らっぱのような楽しい形の汁椀です。
食卓に華をそえる美しい器での食事は、いっそうおいしいものになることでしょう。
輪島塗の椀は、保温性が高いので、熱いものは熱いまま、冷たいものはつめたいままでお召し上がり頂けます。
また、断熱性が高いので、みそ汁は熱くても手や唇には熱くありません。
大変、人に優しいお椀です。
そして輪島塗は、修理・修繕がききますので、長くお使い頂けるエコ商品でもあります。
使い捨ての時代はもう終わったのではないでしょうか?
直して使えるものは、たいへん素晴らしい、伝えてゆく守っていく文化です。
なおして、使い続けられる輪島塗は、今の時代にこその器(うつわ)です。
子供達に「物を大切にする心」を、毎日使う輪島塗を通してつたえたい、と思います。
この汁椀は、1客27,500円(税込)の輪島塗の汁椀です。
毎日3回、一年間使って食事を楽しみ、豊かな時間を過ごしたとしたら、1回分はなんと25円!
輪島塗の汁椀は、もちろん1年でダメになることなどありません。
そう考えると輪島塗の汁椀は、大変お買い得です。
ある研究者によると、同じ物を同じように調理しても、良い器で食べれば美味しく感じるのはもちろんのこと、消化吸収ぐんとも良い、とか。
良い器で食べている人の方が、より健康になる!のだそうです。 うれしいですね。
在庫状況や、納期など、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役