輪島塗飯椀・たまり朱1客25,300円(税込)
輪島塗飯椀 寸法:直径12.7cm 高さ6cm
汁椀の対には、飯椀(めしわん)です。
汁椀は、深くしてたっぷり入り、こぼれにくい形にしていますが、飯椀は、ちょうど逆三角形のような形にして浅くし、ふんわりと小高く盛れるよう工夫した形になっています。
ご飯は、こんもりと盛られて、ほかほかと湯気の立つのがおいしそうですものね。
お子さまの食器にも、輪島塗をお勧めしたいです。ものを大切にすることを自然と学ぶように。
ある研究者によると、同じ物を同じように調理しても、良い器で食べれば美味しく感じるのはもちろんのこと、消化吸収ぐんとも良い、とか。
たまり朱」は、上塗りをした職人さんの、「手」のわかる、おもしろい塗り方です。
色は、落ち着いた朱、えんじに近いでしょうか。
普通、刷毛目(はけめ)というと、でこぼこの跡が残るものですが、この塗は表面にでこぼこがないのに、刷毛の跡が残っているのです。
輪島塗の特徴である鏡のような美しい輝きは、最終工程の呂色(ろいろ)が作り出していますが、この飯椀たまり朱は、呂色をせず、漆の素朴な温かみを残して、しっとりとした底艶を楽しめます。
年月とともに、自然と使い艶があがり、時とともに変化していくのがたまり朱の飯椀です。
「これはどうなっているのだろう」「ここはこうやって塗ってのかな」と、思ったり考えたりしながらお使い頂くのも楽しいことと思います。
輪島塗の飯椀は、軽くて、陶器などのように割れにくく、断熱性が高いので、手に熱くありません。
ですから、子供達にこそ、使って欲しい。
なにより、本物に触れさせること、そして、なおして使い続けるものを大切にすることを伝えて頂けたらなーと思います。
毎日の、無くてはならないおいしいお袋の味を、より一層ひきたてる輪島塗の椀は、
毎日の使用に耐え、飽きがこず、修理ができて長年使い続けられる、自然にも人にも優しい器を。
◎写真の汁椀は、こちらで御紹介しています。(黒内たまり朱はこちらから)
◎写真の汁椀は、こちらで御紹介しています。(たまり朱はこちらから)
輪島塗の椀は、保温性が高いので、熱いものは熱いまま、冷たいものはつめたいままでお召し上がり頂けます。
また輪島塗の椀は、断熱性が高いので、お料理は熱くても手や唇には熱くありません。
大変、人に優しいお椀です。
そして、修理・修繕がききますので、長くお使い頂けるエコ商品でもあります。
使い捨ての時代はもう終わったのではないでしょうか?
直して使えるものは、たいへん素晴らしい、伝えてゆく守っていく文化です。
なおして、使い続けられる輪島塗は、今の時代にこその器(うつわ)。
子供達にも「物を大切にする心」を、毎日使う輪島塗を通してつたえたい、と思います。
この汁椀は、1客25,300円の輪島塗の飯椀です。
毎日3回、一年間使って食事を楽しみ、豊かな時間を過ごしたとしたら、1回分はなんと23円!
輪島塗の飯椀は、もちろん1年でダメになることなどありません。
そう考えると輪島塗の飯椀は、大変お買い得です。
ある研究者によると、同じ物を同じように調理しても、良い器で食べれば美味しく感じるのはもちろんのこと、消化吸収ぐんとも良い、とか。
良い器で食べている人の方が、より健康になる!のだそうです。 うれしいですね。
詳しくはオンラインショップにて!
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若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役