飾皿 赤富士蒔絵(尺1)440,000円(税込)
飾皿 赤富士蒔絵
富士山は日本の象徴
富士山は、その美しい景観から古来より日本人にこよなく愛され続けてきた、日本の象徴ともいえる山です。
また富士山は、季節や時間によって様々に姿を変えていきます。
なかでも赤富士は、富士山が朝陽に染まる素晴らしい景色で、気象条件や時間、場所等、様々な条件が重なってはじめてみられる、貴重な姿です。
人々は、昔からこの美しい赤富士に惹かれ憧れ続け、絵画や写真等の題材に用いられてきました。
赤富士を飾ると、幸福が訪れる
ほんものの赤富士は、様々な偶然が重なってみられる、とても珍しい風景、その貴重な姿に巡り合えることは、大変な幸運であることから、赤富士は縁起が良い・幸福が訪れる、と言われます。
目につくところに飾って、赤富士の開運力にあやかりたいものです。
この飾皿・赤富士蒔絵の、漆黒に映える赤富士蒔絵は、漆芸ならではの美しい文様です。
赤富士蒔絵の技法は、「錆び高蒔絵」
ぐっと盛り上がった蒔絵は、高蒔絵の中でも、錆び漆を用いて少しづつ盛り上げ、硬化させて高さを表現する「錆び高蒔絵」です。
錆び漆(さびうるし)とは、砥の粉と漆を練ったもので、この錆び漆を用いると、ぐっと高さを出すことができます。
赤富士の山肌を、錆び漆をへらで塗り、硬化させることを数回繰り返し、高さを出して、
次に黒漆を数回塗り込み固着させます。
土台が出来たら、蒔絵の技法で、金や赤の色研ぎ出し技法にて仕上げています。
時間と手間のかかる作業で、この立体感を表現しています。
金・赤・黒が、絶妙に重なって、います。
蒔絵は、塗・研ぎ・蒔きを繰り返しながら、漆の硬化の具合を確かめながら、ゆっくりと時間をかけて仕上げられていきます。
職人の手の感覚と経験と、勘が活かされる技です。
飾皿の形は、少し丸みを帯びた皿なので、光の当たり具合が違うと反射が変わります。
美しい形と塗も、蒔絵を引き立てます。
飾皿は何枚あっても喜ばれます
飾り皿は、床の間や書院、玄関や仏間、どこにでも気軽に飾って頂けます。
ご自分の一番安らげる場所に、飾ってください。
御祝の贈り物にも最適です。
飾るのも収納にも手間がかかりませんので、
季節ごとの入れ替えや、行事にちなんだものなど、
手軽に模様替えをお楽しみ頂けますね。
お掃除の際にも、輪島塗は軽いので、移動が簡単に出来、掃除の邪魔になりません。
飾皿の取扱い:特別な手入れは不要です
お手入れは、柔らかい布や、濡らして固く絞ったタオルで拭いて下さい。
漆は直射日光に弱いんです
飾皿を飾る時は、直射日光の当たらない場所に飾って下さい。
長く時間が経つと、表面の漆が劣化してしまいます。(布で拭くと茶色く色がつくと劣化のサインです)
もし、劣化してしまったら、大丈夫です。輪島へ修理に出してくださいね。
飾皿の裏面中央の糸輪の中部分は平らですので、名入れも可能です。
お気軽にお問い合わせ下さい。
木製皿立(組み立て式)もついています。
※写真の付属皿立は、輪島塗ではなく、天然木・ラッカー塗装(日本製)、組み立て式です。
輪島塗飾皿(尺1) 赤富士蒔絵 440,000円(税込)
寸法:直径33.2 厚み4.3cm
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フォーム送信後に自動返信メールが送られますのでご確認ください。
※海外の方への贈り物の場合は、英語のガイドブックをお付けします。
輪島漆器商工業協同組合から出されたもので、輪島塗についてが詳しく説明されています。
お気軽にお申し付けください。
「輪島塗を支える職人の技と心意気」はこちら
輪島塗は、多くの工程ごとに専門の職人が腕を振るい作り上げられています。
輪島漆器大雅堂の輪島塗製作は、沢山の職人とその心意気に支えられています。
漆器みがき布、あります。
柔らかく拭きやすい、洗って何度でもお使い頂ける漆器専用布です。
大切な輪島塗のお手入れに、毎日のお掃除に、大変重宝です。
贈答品・記念品・御祝い・手土産などに、輪島塗の飾皿を。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役