輪島塗 飾り棚・山水蒔絵 8,580,000円(税込)
輪島塗 飾棚・山水蒔絵。
漆黒と金蒔絵の金が大変美しい、上品で重厚な輪島塗・飾棚です。
山水蒔絵は、誰もがあこがれる「理想郷」。
山水蒔絵の美しい風景の中に、様々な思いをめぐらす静かなひと時。
山水蒔絵とは
山水蒔絵は古来より好んで用いられている、人々の憧れる理想郷を描いています。
その郷愁を誘う、しかし未だ見たことのない様な不思議な美しさは、人々が古来より憧れて止まない理想郷の姿でもあります。
その理想郷にすむ人々は、美しい風景に囲まれ不老不死に恵まれ、幸せに暮らすといいます。
私達は皆、誰もがそんな世界に憧れて、日々を過ごしているのではないでしょうか。
隆々と盛り上げた山水蒔絵は、随所に見所がある、楽しみの多い飾棚です。
蒔絵を描いて、漆を塗り、蒔絵を研ぎだす「研ぎ出し蒔絵」の部分は、手で触れてみてください。
段差が無く仕上がっています。
高蒔絵の部分は、ふっくらと盛り上がり、蒔絵に立体感を加味しています。
切り金は金の薄い板を切り抜いたものを貼ります。金粉とは違った輝きが、美しいものです。
「輪島塗 飾り棚」は、「座敷の飾りにもなるほど美しい」棚で、「飾としてだけの棚」ではありません。
戸も引き出しも、すべて実用にお使いいただける飾棚です。
もちろん、棚の内側も引き出しの中も、戸も、すべて輪島塗りです。
修理の体制も万全ですので、安心してお使いください。
輪島の家具の自慢は、見えない部分も輪島塗であることです。
裏側も、天板の裏側も、足の裏も、すべて輪島塗。
ですから、どこから見ても輪島塗。
畳や絨毯にも、指にも食器にもやさしいのです。
輪島の家具は、全工程完全手作り家具です。職人の技が随所にきらりと光ります。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。
その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。
600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
輪島塗 飾棚・山水蒔絵 (W110 D40 H111.5 cm)
8,580,000円(税込)
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役