漆額 梅蒔絵は、生命の息吹を感じさせる早春の花・梅を大胆な構図で描いた漆額
まるで絵画のような蒔絵の色遣いは、琳派風。
漆でこの色合いを表現するのは、大変難しく、高度な技術が必要です。
この構図や色遣いは、独特で、なかなか真似の出来るものではありません。
作者・桜井一良は残念ながら他界され、新しく製作することができません。
梅は、早春の花で生命の息吹を感じさせます。
古くから、知恵と悟りの花・神の叡智を呼ぶ花とされてきました。
この漆額 梅蒔絵は、桜井一良の蒔絵。
斬新な構図と鮮やかな色合いは、一良ならでは。
大胆な色遣いと、豪快な構図は、酒井包一の琳派(りんぱ)の画風を
蒔絵で表現する、唯一の蒔絵作家です。
和にも洋にも似合いそうな漆額です。
漆額は、暮らしに彩りを添える、貴方のための風景です。
落ち着いた漆の色合いや底艶は、素朴で温かい雰囲気を醸し出します。
漆額は、簡単に取り外しができ、季節や行事・気分に合わせて着替えることができる窓でもあります。
何枚あっても良い漆額は、模様に思いを込めて、贈り物にも喜ばれております。
(弊社展示場には、小田原延子作・日展入選の特大漆額2点がございます)
漆額 梅 蒔絵 W41.5 H45 厚3.5cm 165,000円
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役