小タンス・朱塗り秋草蒔絵は、鮮やかな朱色があでやかな飾りタンス。裁縫箱にも。
この小タンス・朱塗り秋草蒔絵は、
上部をあけると間仕切りが施され、
下には大小の引出がついていて、飾りダンスとしても、
また、細かいものやお薬入れなどにも重宝な整理ダンスとしても、
そして、裁縫箱にもお使いいただきたい
美しさと機能性を兼ね備えた小タンスです。
大切な写真や、お手紙、カードなどの収納にも。
小タンス・朱塗 秋草蒔絵は輪島塗ですが
上部の間仕切りは、桐でできています。
桐の防虫効果などを活かすために、無垢のままになっています。
小タンスのふたを開けて、
手前の小さな間仕切り(小箱)を3個取り出すと、
奥には、小箱3個分の大きさの桐の箱が隠れています。
とっておきの物を、こっそり収納できるような、楽しさが隠れています。
桐の小箱をはずすと、黒塗りに秋草蒔絵が見えます。
これも、嬉しい秘密です。
輪島塗は手作りです。
細かい部品があればある程、手数が増え時間がかかります。
その点でいうと、この小タンスは、小さいんですが
高価でぜいたくな作りに仕上がっている、高級家具です。
代々受け継いで、末永くご愛用頂きたい物です。
秋草蒔絵
秋草は、昔からいろいろなものに描かれてきた親しみ深い文様です。
秋草の優しい雰囲気が、日本人の郷愁をそそるものとして、
好まれてきた証です。
秋草が静かにそよぐ様は、吹く風の音が想像されるような。
はかなげで、繊細なイメージが、秋草にはあります。
《朱の色》
古来、朱(赤やオレンジ色などの朱色)の漆は、大変貴重で高価でありました。
朱の色は、「太陽」や「火」「血」の象徴とされ、
神仏や儀式の道具にも用いられました。
人々を引きつける、たいへん尊ばれた色です。
朱の色は、元気が出る色ともいわれますね。
輪島の家具の自慢は、見えない部分も輪島塗であることです。
平卓の裏側も、そして床にふれる足の底面も、すべて輪島塗。
ですから、どこから見ても輪島塗。
畳や絨毯にも、指にもやさしいのです。
しかし、どんなに気をつけていても、
長い年月ご愛用いただくうち、使い傷はどうしてもついてしまいます。
使いなじんできただけに、修理して使い続けたいものです。
そんな時は、お気軽に修理のご相談を。
傷に応じて、御見積のうえ修理致します。
本堅地の輪島塗は、丈夫な下地に塗り重ねた輪島塗だからこそ、
痛みの度合いに応じて、工程をさかのぼって修理ができます。
塗り直してしまうほどになった場合は、
その際に思い切ってリフォームという方法もあります。
模様を変えたり、色を変えたり、いかようにもできます。
また新たな気持ちで、お使いいただけます。
お気軽にご相談くださいませ。
この小タンス・朱塗り秋草蒔絵(寸法:幅33.8 奥行19.6 高30cm)は、
1本1,210,000円(税込み)
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輪島の家具は、全工程完全手作り家具です。
職人の技が随所にきらりと光ります。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。
その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、
堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。
600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
この小タンス・朱塗り秋草蒔絵は、
大雅堂展示場にて、ぜひ実物をご覧ください。
大雅堂展示場は、輪島市街地より少し離れています。
立地条件から、観光のお客様にはあまりご縁がなく、
ご予約頂きました日時にのみ、鍵を開けてご覧頂いております。
当日の御予約も承ります。(担当者不在の際にはご容赦くださいませ。)
どうぞお気軽にご予約くださいませ。
心よりお待ち申し上げております。
電話 0768-22-0184
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役