還暦祝いに赤い椀を。長寿椀揃い 1組55,000円(税込・送料無料)
還暦は、十干十二支が一巡し、生まれた年に帰る記念の長寿の祝い。
無事に生まれた年に帰ることから、
魔除けの願いが込められていた赤い産着に見立てた、
赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈ることで知られています。
しかし、赤い頭巾やちゃんちゃんこは、
現在の生活では実用的ではなく、
様々な「赤いもの」を贈られるようです。
赤い色は鮮やかで、ちょっと照れくさい?
漆の赤には、様々な色味があり、なかでもこのたまり朱は、
大変落ち着いた赤。
毎日使う赤い椀を、還暦のお祝いに。
この赤い椀の色は、たまり朱 です。
「たまり朱」は、上塗りをした職人さんの、「手」のわかる、
おもしろい塗り方です。
色は、落ち着いた朱、えんじに近いでしょうか。
普通、刷毛目(はけめ)というと、でこぼこの跡が残るものですが、
この塗は表面にでこぼこがないのに、よく見ると刷毛の跡が残っているのです。
輪島塗の特徴である顔がうつりそうな鏡のような美しい輝きは、
最終工程の呂色(ろいろ)が作り出していますが、
この汁椀たまり朱は、呂色をせず、漆の素朴な温かみを残して、
しっとりとした底艶を楽しめます。
(写真では、蛍光灯の明かりが、ぼんやり写っていますね。
このぼんやりが、より温かみを感じさせます)
年月とともに、自然と使い艶があがり、時とともに変化していくのが
たまり朱の椀です。
汁椀は、深くしてたっぷり入り、こぼれにくい形にしていますが、
飯椀は、ちょうど逆三角形のような形にして浅くし、
ふんわりと小高く盛れるよう工夫した形になっています。
ご飯は、こんもりと盛られて、ほかほかと湯気の立つのがおいしそうですものね。
ある研究者によると、同じ物を同じように調理しても、
良い器で食べれば美味しく感じるのはもちろんのこと
消化吸収ぐんとも良い、とか。
嬉しいですね。
◎金蒔絵にて名入れ
大雅堂のベテラン蒔絵師が、1客づつ心を込めて、
金蒔絵にてお名前を描きます。
「私のために準備してくれたのね」
ちょっとしたことですが、プレゼントされた方にとっては、
とても嬉しいことです。
これは、大雅堂からのサービスです。お気軽にお申し付けくださいませ。
健康のためにも、豊かな人生のためにも、とても大切な三度の食事の時間を、
より一層ひきたてる輪島塗の汁碗・飯椀は、
毎日の使用に耐え、飽きがこず、修理ができて長年使い続けられる、
自然にも人にも優しい器です。
また、輪島塗の椀は、保温性が高いので、熱いものは熱いまま、
冷たいものはつめたいままでお召し上がり頂けます。
天然木・天然漆でできていますので、断熱性が高く、軽い。、
みそ汁は熱くても手や唇には熱くありません。
大変、優しいお椀です。
輪島塗は、修理・修繕がききますので、
長くお使い頂けるエコ商品でもあります。
使い捨ての時代はもう終わったのではないでしょうか?
直して使えるものは、たいへん素晴らしい、伝えてゆく守っていく文化です。
なおして使い続けられる輪島塗は、今の時代にこその器(うつわ)です。
長くお使いいただく内に、汁椀も自然と使い傷がついたり、
こすれたり、時には落下や不慮の事態で、けがをすることもあります。
そんな時は、傷やけがの度合いに応じて修理致します。
修理代金は多少(約数千円~)かかりますが、お見積り・ご相談の上修理致します。
修理の後は、気分も一新、また末永くご愛用頂けるようになります。
その際には、色の塗り替えや模様を描くなど、お好みに合わせた再製作も可能です。
その節には、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
◎その他
還暦祝いの赤い飯椀・汁椀セット(桐箱入り・箸付き)は、
ご注文から約1週間でお届けいたします。
(お急ぎの場合は、ご相談ください)
送料は、無料です(国内)。
包装・のし紙もご用意いたします。 桐箱の寸法:横28 縦16 高さ10.5cm
お気軽にお申し付けくださいませ。
桐箱入り 輪島塗飯椀・汁椀 たまり朱セット(箸付き) 1組 55,000円(税込・送料無料)
飯椀の寸法:直径12.8 高さ5.8 cm
汁椀の寸法:直径11.3 高さ7.2cm
桐箱の寸法:横28 縦16 高さ10.5cm
※ご注文は、オンラインショップにて承っております!
この飯椀・汁椀は、いつも在庫を切らすことのないように致しておりますが、
時により在庫状況が変わります。
在庫状況や、納期など、ご不明な点がございましたら、
何なりとお気軽にお問い合わせくださいませ。
※ご注文は、オンラインショップにて承っております!
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役