飾り棚 乾漆・波千鳥蒔絵 4,400,000円(税込)
飾り棚に乾漆仕上げを施した、
傷がつきにくく使いやすい、より気軽にお使いいただける飾り棚です。
乾漆は少しざらざらした感じの手触りで、
鏡面のような美しい艶の輪島塗とは一味違って
落ち着いた風合いですが、蒔絵を加味して
華やかさも併せ持つ飾り棚になっています。
乾漆(かんしつ)とは乾漆とは、漆を乾かして粉にし、満遍なく蒔いて漆をかけ、 研ぎ出す技法のことです。
塗面は、少しざらざらした感じに仕上がり、 輪島塗の、鏡面のような呂色仕上げとはひと味違った、 落ち着いた漆の風合いを感じさせます。
輪島塗の家具は、傷がつくのが怖くて使えない、 高価な家具ですから、なおさらそう思ってしまいますね。 この飾り棚の特徴は、飾り棚の全体を乾漆仕上げにしたことです。
乾漆にすることで、気軽に使いやすい飾り棚になりました。
乾漆に蒔絵を描くときには、一度全体を乾漆仕上げにして、 蒔絵を描きたい部分だけを研いで平面にし、描きます。
ざらざらした感じの乾漆と、美しい蒔絵の光沢が、 不思議な感じがする珍しい飾り棚です。
輪島の家具は、全工程完全手作り家具です。
職人の技が随所にきらりと光ります。 飾り棚の部品の一つ一つを丁寧に製作する。
その工程は多岐にわたり、輪島の沢山の職人達の手を通り、 美しくくみ上げられて、飾り棚に仕上げられています。
この飾り棚・乾漆波千鳥蒔絵は、洋風のお宅にも似合うように サイドボード型になっています。
細い柱がなく、広い板を組み立てたしっかりした作りになっています。
広い板は四角くくりぬいた飾り窓をとって、 黒塗りになっています。
飾り棚に描かれた幾重にも重なる波蒔絵は、「おめでたいこと・良いことが重なりますように」との 願いが込められている吉祥文様です。
乾漆のざらざらした漆の風合いを感じさせる質感と、 蒔絵部分の艶やかな光沢が調和した、使いやすく美しい飾り棚です。
輪島の家具の自慢は、見えない部分も輪島塗であることです。
飾り棚の裏側も、引き出しの内側ももちろん裏側も、そして床にふれる底面も、 見えない背面も、すべて輪島塗。 ですから、どこから見ても輪島塗。
畳や絨毯にも、指にも優しいのです。
しかし、どんなに気をつけていても、 長い年月ご愛用いただくうち、使い傷はどうしてもついてしまいます。
使いなじんできただけに、修理して使い続けたいものです。
そんな時は、お気軽に修理のご相談を。
傷に応じて、御見積のうえ修理致します。
布着本堅地の輪島塗は、丈夫な下地に塗り重ねた本物の輪島塗だからこそ、 痛みの度合いに応じて、工程をさかのぼって修理ができます。
扉を両側に開くと、中は黒塗りです。 どこを見ても、輪島塗です。 向かって左の中板は、取り外しができます。 収納するものに合わせて調節してください。
輪島塗の飾り棚は、特別な取り扱い方法はありません。
漆の性質上・直射日光を避ける、ぐらいでしょうか。 普段のお手入れは、柔らかい布で拭くか、 堅くしぼった布巾やタオルで拭いて下さい。
細い柱がなく、広い板を組み立てたしっかりした作りになっています。
広い板は四角くくりぬいた飾り窓をとって、 黒塗りになっています。 同じ黒でも、乾漆の黒と黒塗りとでは、 雰囲気がずいぶん違います。
この飾り棚の大きさは、幅105 奥行き39 高さ87cmです。
(比較してください、写真の弊社社長の身長は171cmです)
輪島塗 飾り棚・乾漆波千鳥蒔絵
幅105 奥行き39 高さ87cm 価格 4,400,000円(税込)
ぜひ、現物を、輪島の大雅堂展示場へ見に来てください。
写真では色艶・質感そして大きさ・蒔絵の豪華さ美しさ、漆のぬくもり・手触りなど、 沢山の良い所をうまくお伝えしきれず、とても残念です。
お問い合わせはお気軽に、こちらからどうぞ
◎大雅堂展示場について「どうぞ、お気軽にご予約ください!」
実は、「要予約」は、敷居が高いわけではないんです。
輪島漆器大雅堂は、輪島市街地より少し離れた立地条件から、 また防犯上、通常公開いたしておりません。
ですので、真夏の今頃も、常時冷房を入れないでいます。 (輪島も連日30度を超える、暑い夏を迎えています)
どうぞぜひ、ご予約(電話0768-22-0184)ください。
涼しく冷房を効かせて、鍵を開けてお迎えしたいのです。寒い冬には、暖かくしてお迎えいたします。
土・日・祝日は、どうぞ平日のうちに、ご予約くださいませ。 メールでもお電話でも、ご予約を承ります。 よろしくお願い申し上げます。
ゆっくり快適に沢山の輪島塗をご覧頂き、お選び頂けますよう 準備してお待ちいたします。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞご来場くださいませ。 心よりお待ち申し上げております。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役