漆額・ふくろう沈金は、二羽の仲睦まじいふくろうが寄り添う、ほのぼのとしたパネル
漆額・ふくろう沈金は、1号サイズの扱いやすい大きさのパネルです。
お部屋や玄関・廊下など、お好きな場所に気軽に飾って、架け替えも簡単。
ふくろう沈金は、季節を問わずお楽しみいただける人気のモチーフ。
小さいながら、ふくろうは羽の柔らかさを感じさせ、輪島ならではの加飾の技・沈金で、美しく表現。
ふくろうは、そのほのぼのとした雰囲気から、イラストやグッズに人気のあるモチーフです。
また、「ふくろう」は、漢字で「梟」ですが、「不苦労」「福朗」などとも表現される縁起のいい音を持ちます。
そのために、お祝いや贈り物にお選び頂くことが多い、人気の模様です。
ふくろうの羽は、のみで細かく彫りを入れ、ふくろうのふわっとした感じが、良く表現されています。
漆の黒・漆黒の底艶は、ふくろうの活動する闇夜の雰囲気にぴったり。
寄り添う二羽のふくろうは、静かで平和な夜の一場面を、想像させます。
ふくろうは、古代ヨーロッパなどでは、知恵の神アテナの使いとして、「知恵の象徴」「戦の神」とも
されています。
沈金とは
沈金とは、輪島ならではの加飾の技で、のみで漆の塗面を彫り込み、金銀の箔や粉を埋める技法です。
この沈金は、漆の塗厚が十分でなければ深彫りできず生かされません。
漆の肌に刃先で彫り込んだ繊細な線画で、自在な加飾ができる沈金は、しっかりした下地にささえられた厚みのある上塗りの、輪島ならではの技法です。
漆額 ふくろう沈金 55,000円(税込)
1号ガラス入り(額縁寸法:縦30 横32cm 作品寸法:縦11.5 横13cm) 紙箱入り
漆額にはガラスが入っておりますが、割れ防止のためのアクリル板に変えることもできます。
写真の皿立ては、ついておりません。
輪島漆器大雅堂のショッピングサイトはこちらです。http://www.wajimanuri.net/
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役