飾壺 宝相華色沈金 1,760,000円(税込)
天然木天然漆製の輪島塗の壺
飾壺・宝相華沈金は、黒塗りの壺全体に沈金を施した飾壺です。
中も全部美しく仕上げた輪島塗ですので、もちろん水を入れてのご使用も可能です。
飾壺 宝相華沈金は、天然木天然漆の輪島塗の壺
飾壺・宝相華沈金は、黒塗りの壺全体に沈金を施した飾壺です。
中も全部美しく仕上げた輪島塗ですので、もちろん水を入れてのご使用も可能です。
宝相華(ほうそうげ)とは、極楽浄土に咲く美しい花とされる、想像上のまぼろしの花です。
牡丹や石楠花(しゃくなげ)、芙蓉(ふよう)などを中心として、
花の美しい要素を抽出して作り出された宝相華は、
悟りの境地に達した美しい仏の姿を、花に見立てたものです。
現実の世界で、「この花のように心を開かせるように」との願いをこめています。
そして、この想像上の美しい花々をつなぐのは、唐草模様です。
唐草は、つるが長く長く伸びることから、「吉事が続く」に通じる吉祥模様です。
この壺は、ふっくらした曲面が大変美しい形で、様々に光が反射し、漆の美しさがとても映えています。
しかし、沈金を彫るには、曲面は平面よりも難しく、そこここに熟練の技が光ります。
木地の制作は、全体を3つに分けて作りあげ、下地の工程が終わってから漆で接着し、中塗り、上塗りと進めます。
壺の胴の部分は、前後を二つに分けて作るのではなく、木をくりぬいて作っています。
輪島塗に使用する天然木は、輪島塗の長い工程に耐えるように、また長らくのご愛用に耐えるように、長い年月をかけて、よく寝かし、枯らし、燻煙乾燥して、選び抜かれた材料を使用しています。
これほどの大きな材料は、大変貴重です。
この壺は、天然木でできていますので、高さは45センチと大きいですが、陶器の壺に比べると大変軽く、移動や扱いが簡単です。
動かしやすいと、掃除やお手入れも楽ですね。
◎特注製作もできます。
お好みの模様で製作することが出来ます。お気軽にお問い合わせ下さい。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役