ただの名刺入れじゃつまらない!名刺入れを輪島塗で考えたらこんな珍しい名刺入れができました。その1たまり朱
珍しい、変わった、見たことのない名刺入れを、つねづねお探しではないでしょうか?
初対面の相手に自分を印象付ける名刺入れ、さっと出したとき、相手が「えっ?」と驚き、「その名刺入れは何?」「これは実は輪島塗の名刺入れで、、、」と、会話のはずむような名刺入れ。
輪島塗の技法である乾漆(かんしつ)を用いて作り上げたこの名刺入れは、今までにない大雅堂オリジナルの輪島塗名刺入れ。
一般的な名刺入れよりはるかに高価な輪島塗名刺入れは、気分的にもそれだけの価値があります!
この名刺入れは、たまり朱塗りです。
「たまり朱」は、上塗りをした職人さんの、「手」のわかる、おもしろい塗り方です。
色は、落ち着いた朱、えんじに近いでしょうか。
普通、刷毛目(はけめ)というと、でこぼこの跡が残るものですが、この塗は表面にでこぼこがないのに、刷毛の跡が残っているのです。
「これはどうなっているのだろう」「ここはこうやって塗ってのかな」と、思ったり考えたりしながらお使い頂くのも楽しいことと思います。
たまり朱は、輪島塗の鏡のような光沢はありませんが、漆の艶やかな底艶を楽しめる色で、使い込めば次第に艶があがり、世界で一つの名刺入れになっていきます。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。
その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。
600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
輪島の技術と知識は、貴方のために、ご満足の行く名刺入れをお作り致します。
この名刺入れは、素材は木製ではなく、乾漆づくりに致しました。ちょっと珍しい名刺入れです。
出来るだけ薄く、軽く作りたいために、木製では強度が弱くなり割れてしまうからです。
ちょっと変わった名刺入れ、です。
詳細は、秘密にさせて下さい。
簡単にいうと、木地を使わず漆の塗面だけを使って作った名刺入れ、です。
また、この名刺入れは、形にもこだわりがあります。
四角四面でなく、少しふっくらと外に張りだすように作ってあります。
柔らかい曲面は、漆の美しさを際だたせます。
仕事の方も、四角四面より柔らかく丸い方が、いいですよね。
営業マンなら、大切なビジネスパートナーに、貴方の事を印象深く覚えていて貰うために、強烈な印象の名刺入れ、誰かとは違う名刺入れ、「それは何?」「実は輪島塗なんです。」と、会話のはずむ名刺入れが欲しいですよね。大雅堂社長のように。
いいですよ、この名刺入れは!大変珍しくて、変わっていて、オリジナルで、見たことのない、そんな名刺入れです。
お名前を入れたり(名入れ)家紋を描いたり、会社名・商店名を入れてもいいですね。
輪島漆器大雅堂WEBショップオープンを記念して、名刺入れご注文のお客様には、金蒔絵にての名入れをサービスさせていただきます。
ご注文の際に、名入れの文字(お名前)と名前を入れる場所をご指定ください。
また、この名刺入れは、どんなご注文にも対応させていただけるよう、上塗り前の状態で在庫いたしております。そのため、大変申し訳ありませんが、納品まで約一ヶ月のお時間を頂戴したく、お願い申し上げます。
ご注文を賜り次第、貴方のために、心をこめて塗り仕上げさせていただきます。
漆の硬化は、時と共に進み、漆の透明度も上がり色も美しくなります。
待って頂く時間は、貴方の輪島塗名刺入れを「育てる時間」だと思って、ゆっくりお時間を下さい。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役