煮物椀 溜内黒2種
1.はぞり型 直径14.7cm 高さ12cm 1客105,600円(税込)
椀の親・蓋それぞれの端が、外に広がっている手間のかかる形「はぞり型」の煮物椀(雑煮椀)です。椀の外側は溜塗り・呂色仕上げ、内側は黒塗です。
大きさはみだれ挽きの椀と、ほぼ同じです。(大椀みだれ挽きの寸法 直径:14.5 高さ:11.5cm)
2.外亀甲型 直径13.8cm 高さ10.4cm 1客88,000円(税込)
椀の外側が、木地が透けて見える「木地見せ」の溜塗に仕上げた「外亀甲型」の煮物椀(雑煮椀)です。椀の外側は溜塗り、内側は黒塗です。
木地見せの部分は下地塗りを施しませんので、木目とともに所々漆の吸い込みの穴が見られ、木の表面の温かみが感じられます。
内側は、布着本堅地の輪島塗です。
大きさはみだれ挽きの椀より、椀の厚み分ほど小さいです。(大椀みだれ挽きの寸法 直径:14.5 高さ:11.5cm)
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役