輪島塗椀が届いた時の感想を頂きました
弊社社長の還暦セールにて輪島塗椀をお買い上げくださいました、神奈川県・永田佐智さまよりのメールをご紹介します。
お喜びいただけて、とてもうれしかったです。ありがとうございます。
—————————-ここからです。
輪島漆器大雅堂株式会社
若島 土百江 様学校で習う、あの石川県輪島市から輪島塗りの漆器が届いたと、真っ先に喜んだのは先に帰っていた中1の息子でした。
娘の帰りを待ち、梱包を開けるとお手紙と石川県の観光案内の先に、丁寧な梱包で包まれた達筆の印の桐箱があり、心が高まりました。
まず目に飛び込んできたのは紅色の漆塗りです。華やかで素敵。
今回はネットで見た時、季節の花の切り取り方がとても素敵な絵付けに感動したので、清水の舞台から飛び降りる気持ちでずっと使っていくものだからと購入しました。手に取るとその絵付けの美しさに吸い込まれそう。実物はネットより素敵でした。わあ!と思わず声も出ました。高貴な方々はこんないい気持ちで毎日過ごすのだなあと思います。平安時代のお姫様の気持ちです。所作も自然と丁寧になります。母には何を盛り付けるの?と聞かれましたが笑笑、平安時代を真似るならば質素な食材で良いでしょう。
今の日本は安価なものでも、質がいいものはありますが、この作品は質が均一であることを上回る、本物の真髄ですね!
最近は、作り手の顔が見えるものを購入するようになりましたが、丹精込めて製作されたものは使い勝手や、細部に良さがでると感じます。
今回、庶民の私が高価な漆器に巡り合いいろいろなことを考えるきっかけにもなりました。いつのまにか100均のものが増え、雑貨屋さんで買うならまだ高級なほう。百貨店はほぼ用がないような生活が主流の人が増え、私もその1人です。
漆器に出会ったことで、服でも何でも買って気に入らなければ捨てるのなら、いいものを大事に使っていくような人生にしたいと思いました。
この度はありがとうございました。
早速パンフレットを見て旅行への想いを馳せています。御社の益々のご発展を願っております。匠の皆様へ感謝を込めてありがとうございました。
永田佐智
嬉しいおたよりをいただき、これからもがんばろう!と、元気が出ました。
ありがとうございます。
ぜひ、奥能登・輪島をお訪ねください。お待ちしています。
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役