2021/07/16 (金)
輪島漆器大雅堂の事務所2階の、4畳ほどの小さな部屋を、撮影室にしています。
簡単な広いテーブルを1台いれ、物干し台の重りに黄色と黒の危険、という感じの棒をたてて背景紙をかけました。
輪島塗の撮影で一番困るのは、美しい塗り面に周りの風景や撮影する私の姿が写り込んでしまうことです。椀は表面が丸いので、広角で何もかもがうつります。
そこで、部屋は壁に黒い布を貼りめぐらして、壁や棚などが写らないようにしました。
カメラ用の三脚も白だったのを黒く塗装し、スマホも黒いものを使っています。
(そうです、この頃は、一眼レフのカメラよりも、スマホでの撮影が多くなりました。)
私も撮影の時には、なるべく黒いTシャツを着るようにして、壁の黒い布に身を隠しながら撮影します。
夏場は、大変です。
冷房設備などなく、風が入ると壁の布が揺れるので、窓も開けません。。
今日は、輪島も28度、じーーっっとカメラ越しに輪島塗を眺めていると、
じわじわと、顔から首から、全身から汗が噴き出してきます。
あせだくになりながらの撮影、しかも老眼鏡も駆使しての撮影は、大変(笑)
涙ぐましい努力をしながら撮っていますが、その割にうまくはなりません、、、。
でも、この写真より本物は数段うつくしいわー、お手元に届いた輪島塗を見て、お客様が喜んでくださいますので、今日も暑い撮影部屋へ行ってきますw