輪島塗名刺入れ オーダー2
輪島塗名刺入れ 溜すかし龍蒔絵と家紋蒔絵をご紹介。
溜すかしとは、中塗りに朱の漆を塗り、上塗りに透明度の高い朱合漆(しゅあいうるし)を塗る溜塗り(ためぬり)の、中塗りの朱の上に蒔絵を施してから上塗りする技法です。
時とともに漆の透明化が進み、朱や蒔絵が透けてくる、味わい深い輪島塗です。
家紋蒔絵は、大切な家紋が切れて見えないよう、名刺入れの蓋を空けた部分にも
家紋を描きました。
この龍の蒔絵は、名刺入れの上塗りと中塗りの間に描かれています。
この溜すかしの名刺入れは、長くご愛用いただくうちに、漆の透明化が進み、透けていきます。
溜塗りの味わい深い輪島塗は、器でも人気が高いものです。
蓋をとった部分は、開けたり閉めたりで一番動くところ。一番傷つきやすいところです。
できるだけ傷が目立ちにくくなるよう、工夫をしていますが、この溜すかしの名刺入れは、わざとざらざら感を残した仕上げにしてみました。
構造的には、傷がつかない形にしてありますが、より目立ちにくいやり方を、現在も求め続けています。
オーダー名刺入れ(溜すかし龍蒔絵・名入可能)264,000円(税込)
家紋(別料金)や名入れ(サービス)を、蒔絵にて施すことができます。
裏面には別の蒔絵を描きたい、そんなご希望も、もちろん可能です。
お気軽にお問い合わせください。
オーダー名刺入れ(黒に松風沈金・名入可能)88,000円(税込)
家紋(別料金)や名入れ(サービス)を、蒔絵・沈金にて施すことができます。
裏面には別の蒔絵・沈金を描きたい、そんなご希望も、もちろん可能です。
お気軽にお問い合わせください。
輪島塗は、約600年の歴史を持つ、JAPANとも呼ばれる漆器の最高峰です。
その工程は、23工程・124以上の手数を経て作り出され、堅牢さと優美さを兼ね備えた日本の誇る伝統工芸です。
600年の歴史は、脈々と今日に受け継がれ、数多くの職人達の腕に宿っています。
輪島の技術と知識は、貴方のために、ご満足の行く名刺入れをお作り致します。
この名刺入れは、素材は木製ではなく、乾漆づくりに致しました。珍しい名刺入れです。
出来るだけ薄く、軽く作りたいために、木製では強度が弱くなり割れてしまうからです。
この名刺入れは、脱乾漆(だつかんしつ)という技法で作る予定でしたが、
乾漆づくりに変更し仕上げました。ちょっと変わった名刺入れ。
簡単にいうと、木地を使わず漆の塗面だけを使って作った名刺入れ、です。
また、この名刺入れは、形にもこだわりがあります。
四角四面でなく、少しふっくらと外に張りだすように作ってあります。
柔らかい曲面は、漆の美しさを際だたせます。
仕事の方も、四角四面より柔らかく丸い方が、いいですよね。
営業マンなら、大切なビジネスパートナーに、貴方の事を印象深く覚えていて貰うために、強烈な印象の名刺入れ、誰かとは違う名刺入れ、「それは何?」「実は輪島塗なんです。」と、会話のはずむ名刺入れが欲しいですよね。
いいですよ、この名刺入れは!大変珍しくて、変わっていて、オリジナルで、見たことのない、そんな名刺入れです。
この名刺入れは、お客様のお好きな蒔絵を描いて、完全特注オーダー品を作りたいと思っています。
世界にひとつしかない名刺入れは、親しい方への、また自分への贈り物にも大変喜んで頂けると思います。
貴方だけの名刺入れを作ります。
輪島塗は、もともと一つ一つが完全な手作業で製作されております。
ただお一人様のためにお作りしているのと同じなのです。
ですからオーダーすると言っても、料金は、形がものすごく変わった物でない限り、そう高くなりはしないのです。どうぞお気軽にご相談下さい。
お名前を入れたり(名入れ)家紋を描いたり、会社名・商店名を入れてもいいですね。
名刺入れの外側にも蒔絵出来ますが、蓋をはずして一段下がっている部分にも蒔絵を施す事が出来ます。
名刺を取り出すときに、蓋をとると、鮮やかな蒔絵が見えたら、「おっ!」と目をひきますね。
家紋は特に、途中で切れないほうがいいように思い、蓋をとったときも、家紋は丸いままとなるよう、蒔絵しています。
朱・家紋入り 121,000円(税込)
特注の蒔絵は、難しいと思われるかも知れませんが、大丈夫です。(沈金も同じくできます)
まずどんなものを描きたいのかご相談頂いて(例えば龍とか花とか風景とか、、)見本になるような輪島塗の蒔絵ものなどをご覧頂き、仕上がりの感じのご説明や価格のご相談のうえ、下図を完成させます。(輪島へお越し頂いて蒔絵作業をご覧頂いたり、金の種類や仕上がりの感じの色々をご覧頂いても良いですし、メールやお電話でのやりとりでも大丈夫です。)
蒔絵にあった地色(名刺入れ本体の色)を、お選び頂いて塗りに入ります。
地色が決まっていれば、塗っている間に蒔絵の相談ができます。
価格は、蒔絵により異なります。ご予算をお伺い出来れば、作図の段階で合わせることが出来ます。(名入れはもちろんできます。)
世界に一つ、貴方だけのこだわりを活かした、最高の名刺入れをお探しの方、その技術がここにあります。どうぞお気軽にご相談下さい。
名刺入れは、父の日や母の日、誕生日の贈り物、記念日のプレゼントにもいいですよね。
昇進祝・就職祝・敬老の日・叙勲など、どんな贈り物にもいいですね。
どこにもない贈り物になると思います。
そこで、お願いです。
この名刺入れは、完全手作りの輪島塗です。
制作には塗り上がるまで3ヶ月を要します。蒔絵の場合は、ここから一ヶ月ほどみていただきたい。
輪島塗特注名刺入れは、どうか、来年の父の日母の日や来年の記念日のために、時間に余裕を持ってご注文頂きたいのです。
塗りに入る前の、下地まで完成した在庫がある場合もあります。在庫があれば、納期はぐっと短くなり、上塗り・蒔絵で約2ヶ月です。
ゆっくりお待ちいただく時間が、いい輪島塗をつくります。どうか、よろしく御願い申し上げます。
漆の硬化は、時と共に進み、漆の透明度も上がり色も美しくなります。
待って頂く時間は、貴方の輪島塗名刺入れを「育てる時間」だと思って、ゆっくりお時間を下さい。どうぞ、お願い申し上げます。
こんな、ちょっと変わった、一工夫した輪島塗を考えて考えて作るのが社長の楽しみです。
社長をう~んとうならせる、無理難題の輪島塗の特注がきたら、社長は、待ってましたとばかりに小鼻をふくらませ喜びます。
なんなりとお気軽にご相談ください。
漆器はいいですね。環境にも人にも優しい、そしてあたたかい。
漆(うるし)をもっと身近に感じて欲しい。輪島漆器大雅堂(株)の願いです。
その他の名刺入れ 赤富士蒔絵・宝尽し蒔絵・溜萩蒔絵・宝相華沈黒
若島基京雄(わかしまきみお)
全国を行商して歩いた祖父・父は、旅先で大変可愛がって頂き、現在でも祖父・父を知るお得意さまが多数ございます。
祖父・父は、「物がなくても売る」達人 営業マンでした。
お客様の前で輪島塗の器の仕上がりのイメージを、すらすらと絵に描いて見せ、仕上がった見本が無くても注文を取りました。器の形や色、蒔 絵・沈金の模様まで、その場で細かくうち合わせができ、仕上がった品は、大変お喜び頂いたそうです。
私もそうなりたいと、自己流ながら勉強し、輪島の技法の全てを頭にたたき込み、
お客様の求める物のイメージを形にしたい、と思っています。
現在は、器物の 形から、蒔絵・沈金の図案までお客様のご要望に合わせ、
自分で作図して制作にあたります。
頭の中で見える仕上がりの姿を、木地師から蒔絵・沈金師に細かく 指定し、
喜ばれる、そして末永く愛して頂ける輪島塗を生み出していきたいと考えております。
輪島漆器商工業協同組合 組合員
石川県輪島漆芸美術館 友の会 事務局長
合気道 奥能登合氣会 会長
輪島漆器大雅堂株式会社 代表取締役