2017/04/26 (水)
輪島は、ここの所、暖かい日が続いています。
桜は葉桜となり、今度は八重桜が開花し始めましたよ。
様々な美しい花が街を彩る季節になりました。
うちの近所に、とても見事な美しい芍薬を育てられているお宅があります。
毎年本当に美しい花が沢山咲いていますが、
今年も満開になり、鮮やかなピンク色と黄緑の葉があでやかです。
毎年、「これは芍薬か、牡丹だったかな?」と迷います。
牡丹と芍薬の違いは、何?
牡丹は落葉低木で、芍薬(しゃくやく)は、宿根草、
つまり、牡丹は「木」芍薬は「草」だそうです。
立てば芍薬、座れば牡丹、というのは、両方の花の特徴を美人に例えているようで、すらりと伸びたしゅっとした姿が芍薬、横に枝分かれして低く咲くのが牡丹、ということだそうです。
花の終わり方も違っていて、
牡丹は、花びらが一枚づつはらはらと、一気に落ちる。
芍薬は、花びらが散るのではなく、花丸ごと落ちる。
葉の形や艶も、良く見ると全然違うそうです。
今度どこかで見かけたら、牡丹か芍薬か、すぐにわかるかな~w
輪島塗の題材にも牡丹は数多く登場します。
花の王といわれる牡丹の、美しい花や芳しい香りが想像されます。
輪島塗・棗 牡丹蒔絵